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Androidアプリケーション開発環境の構築(ADTバンドル版SDK編)

ライターさん(最終更新日時:2015/7/2)投稿日:

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はじめのはじめに

AndroidアプリケーションをEclipseで開発するためのプラグインであるAndroid Developer Toolsは、2015年6月で開発を終了し、公式サポートも2015年12月で終了することが発表されました。現在はAndroid Studioが標準的な開発環境となっています。本稿による環境構築は推奨されません


はじめに

Androidアプリケーション開発環境の構築」ではEclipseを本家サイトからダウンロードし、ADTプラグインを後から導入する方法をご紹介しました。本稿では、Android SDK r21より配布されるようになった、ADT導入済みのEclipseがバンドルされたSDKをダウンロードし、開発環境を構築する手順を紹介します。なお、先に紹介したページと重複する内容がありますが、両ページを見比べながらは面倒と思いますので、承知の上で記したいと思います。

ホストOSはWindows 7 Home Premium 64bit版を用いています。異なるバージョンの場合は、適宜読み替えれば手順としてはほとんど変わりません。

本稿に用いたソフトウェアのバージョンは次の通りです。


  • Java SE 7 Development Kit Update 51
  • ADT Bundle for Windows 20140321
  • Pleiadesプラグイン 1.4.5


 ユーザー名について

古いAndroid SDKのリビジョンでは、Windowsのユーザー名に日本語文字や半角スペースなどの記号を含むと、Android仮想デバイス(AVD)が正常に起動できないという問題がありました。しかし、SDKの改善によって、現在では概ね解消されています。詳しくは、知恵ノート「Android開発環境とWindowsユーザー名」を参照してください。


必要なソフトウェアのダウンロード

Android SDK

http://developer.android.com/sdk/index.html


Android SDKをダウンロードします。画面上のDownload the SDKというボタンをクリックします。

1.png

 

続いて、ライセンス条項に同意することが求められますので、チェックボックスにチェックを入れます。また、32bit版か64bit版かを選択するボタンがありますので、お使いの環境に合わせて選択し、Downloadボタンを押せばダウンロードが開始されます。 

2.png

 

Pleiades

http://mergedoc.sourceforge.jp/


Eclipseを日本語化するためのPleiadesプラグインをダウンロードします。最新版をダウンロードすれば良いでしょう。 

4.png


Java SE 7 Development Kit (JDK)

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html


OracleのサイトからJDK 7をダウンロードします。上記URLのページからJDK 7のダウンロードページへのボタンをクリックし、下図のような画面で「Accept License Agreement」のボタンをクリックしてから、OSに合わせたインストーラーをダウンロードします。 

4.png


ソフトウェアのインストールと設定

JDKのインストール

まずはJDKをインストールします。ダウンロードしたjdk-7u51-windows-x64.exe(32bit版なら32bit版なら-i586.exe)をダブルクリックしてインストールを開始します。ここでは特に設定は変更せず、そのままインストールします。なお、JDKをインストールすると、続けてJREのインストーラーが起動します。こちらもデフォルト設定のままインストールしておきましょう。 

12.png


Android SDKのインストール

adt-bundle-windows-x86_64-20140321.zip(32bit版ならadt-bundle-windows-x86-20140321.zip)を適当なフォルダーで解凍します。なお、20140321の部分にはリリースされた日付が入ります。解凍すると拡張子を除いたadt-bundle-windows-x86_64-20140321というフォルダー名で展開されるので、これをADTとリネームしてCドライブのルート直下(C:\のすぐ下)に移動することにします。 

5.png

なお、同梱されているEclipseに非常に長いフォルダー名が含まれているため、解凍アプリケーションによっては、解凍に失敗するケースがあります。なるべく浅い階層の場所にzipファイルを置いて解凍した方が良いでしょう。


ポイント

  • Android SDKやEclipseは、追加ソフトウェアを自分の下のフォルダーに展開するようになっています。このため、一般ユーザーの権限で書き込みができるフォルダーに配置する必要があります。Windows Vista以降では、例えばProgram Filesの下などは一般ユーザーの権限では書き込みができないため、ここに配置してしまうと追加ソフトウェアを正しく導入することができません。「アプリケーションはProgram Filesの下に」と几帳面に整理されている方もいるかと思いますが、この点には注意が必要です。

Eclipseの日本語化

Eclipseのメニューなどを日本語化するため、Pleiadesプラグインを導入します。まず、ダウンロードしたpleiades.zipを解凍します。このzipファイルはフォルダー付き圧縮されていないので、作業用フォルダーの中に解凍するようにしましょう。そして、展開されたファイルを全てEclipseのフォルダーの下に移動します。  

6.png


次に、eclipseフォルダーの中にあるeclipse.iniファイルを編集します。解凍したreadmeフォルダの下にあるreadme_pleiades.txtの中に説明があります。必要なのは、eclipse.iniの末尾に

-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash

という記述を付け加えることです。その通りに作業すれば良いのですが、eclipse.iniは改行コードがUnix方式となっており、Windows付属のメモ帳では正しく開くことができません。ワードパッドでは開くことができるので、他にエディターがなければワードパッドを使いましょう。 

7.png

 

なお、非同梱版のインストールのときと異なり、末尾に「=default.splash」というオプションを付加しています。これは必須ではないのですが、このバンドルされたEclipseにはAndroidオリジナルのスプラッシュロゴが用意されています。そちらを表示させるようにするために、このオプションを付けます。


eclipse.iniを編集したら起動してみます。初回起動では、コピーした「eclipse.exe -clean.cmd」というファイルをダブルクリックして起動しましょう。これは、コマンドプロンプトで「eclipse -clean」とオプションを付けて起動したことと同じことになります。これによりキャッシュがクリアされて、正しく日本語化されます。次回以降はeclipse.exeから起動しましょう。


ヒント

  • Eclipseを起動するためには、そのEclipseのアーキテクチャに合致したJavaの実行環境が必要となります。JDKのインストーラーに同梱されたJREをインストールしておけば、そのためのファイルがWindowsのシステムフォルダー(通常はC:\Windows\System32)にもコピーされます。この場所はデフォルトでシステム環境変数のPathに含まれているため、通常ならばこのままEclipseの起動ができるはずです。しかし、起動時に下記のようなメッセージが出る場合は、64bit版Windowsに32bit版のJDKをインストールしている、或いは誤操作などでシステム環境変数のPathからSystem32フォルダーを除外しているといったことが考えられます。そのような作業ミスがないか、確認をしてみましょう。 
  • 13.png

これでおしまい!

eclipse.iniの設定でdefault.splashオプションを付けたことにより、起動時に次のようなオリジナルスプラッシュロゴが表示されます。 

14.png


初めて起動したときに、次のようなウィンドウが表示されることがあります。これは、使用統計をGoogleに送信するかどうかを確認する画面です。お好きな方を選んでください。 

15.png


次に・・・と申し上げたいところですが、実はこれでもう作業は終わりです。非同梱版で必要だった、ADTプラグインの導入や、最低限のSDKパッケージのインストールはすでに終わっているのです。メニューのウィンドウを開いてみると、すでにAndroid関連の項目が加わっています。  

9.png


Android SDK マネージャーを起動すると、 

10.png 

必要最低限のものはインストール済みですが、リリース後にアップデートされたパッケージもありますので、必要に応じてアップデートしたり、他のパッケージを追加インストールしましょう。


また、一般的にJavaプログラム開発を行うためにはJDKのインストール先の直下のbinフォルダーを環境変数Pathに加えますが、Android SDKにはfind_java.exeというJDKを探すためのツールが含まれているため、その必要がありません。JREがインストールされていればそのままEclipseも起動できるので、Android開発環境構築のためだけについて言えば、環境変数の操作は一切必要ありません。


エンコードの設定

これは必須ではありませんが、「設定」のリストから「一般」を選択し、その下にある「ワークスペース」を選ぶと、下図のような画面になります。ここで、「テキスト・ファイルのエンコード」を「デフォルト」から「その他」に変更し、リストから「UTF-8」を選択しましょう。これでJavaソースファイルの文字コードがUTF-8になります。Androidアプリケーション開発ではXMLも用いますが、XMLファイルの文字コードはUTF-8が標準です。ファイルの種類によって文字コードが混在していると勝手が悪いので、UTF-8に揃えるのが望ましいでしょう。 

11.png


いかがでしょうか。これまでの環境構築に比べて、遥かに簡単になっていることがお分かりいただけるかと思います。ソフトウェアのダウンロード時間を除けば、10分もあれば、最低限の環境構築が完了してしまうことでしょう。


終わりに

「役に立つノート」に選ばれたばかりか、外部サイトにおいても環境構築において参考になるページとして紹介していただいているようです。多くの皆様のお役に立てて、大変嬉しく思います。


2013年5月15日に開催された「Google I/O 2013」において、新たなAndroid開発環境であるAndroid Studioのリリースが発表されました。Eclipseを用いた開発環境の今後は不明ですが、ユーザーにとっては再び新たな開発環境の操作方法を学ばなければならないことになります。私の方も勉強して、知恵ノートでその環境構築をご紹介できたらと考えています。


改版履歴

(2012/11/26)初版

(2013/01/24)「役に立つノート」に選ばれる!

(2013/02/19)JDKのインストールに関する注意の修正

(2013/05/19)体裁崩れ修正、Windows 8の画像に差し替え

(2013/07/07)Java 7についての記述追加

(2014/04/02)各ソフトウェアの更新に合わせて内容修正

(2014/12/09)緊急連絡

(2015/07/01)Eclipseによる開発環境サポート終了の告知


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