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一級塗装技能士が工事する外壁塗装の品質ってどうですか?

ライターさん(最終更新日時:2016/4/13)投稿日:

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 一級塗装技能士の仕事のレベルは果たしてどの程度なのでしょうか?

外壁塗装を検討するにあたって業者選びにはさんざん悩みます。

見積りのことや費用のこともさることながら、安くても簡単に済ませられた仕事では元もこうもありません。

そこで気になるのが国家資格の一級塗装技能士。


以外にも技術面だけを見た場合、経験豊かなベテランの塗装職人さんであれば、たとえ無資格であっても実は一級塗装技能士との違いはほぼありません。


でもそれは技術であって、工事の完成度というとまたそれは別物です。


では外壁塗装をするうえで、工事完成度に大きな違いはどこにあるのでしょうか?

ちなみに一級塗装技能士とは、塗装技術と知識において国家検定に合格した職人なので、それは国が認めているところです。


ポイント

  • ~中央職業能力開発協会より抜粋~
    「建築塗装作業」は、建築物の内装や外装を塗装するのに必要な技能・知識を対象としています。内容は、素地調整、養生、下地材の調合・下地付け、目地処理、目止め材の調合・目止め、塗料の調合・色合わせ、下塗り、中塗り、研ぎ、仕上げ塗り、塗装機操作、塗り色判定等に関する技能・知識と、併せて、塗装一般、被塗装材、色彩、関係法規、安全衛生などに関する知識も含まれています。1級は、高度な形状の被塗装物の養生、高度な色合わせ・塗りを含んだ高度技能者のレベルとなっております。

でも下塗りや中塗りがしっかり塗れている、上塗りの仕上げが上手、刷毛塗りや吹き付けなどの技術がベテラン職人さんと特別に違うと言うことでもありません。


これは省庁や関係機関の理屈であって、消費者側の立場から見れば、なんだかんだ言っても自宅がきれいになって長持ちしてくれればそれでいい訳です。

そのために一級塗装技能士がどう関わってくるのが一番知りたいところです。

  
tosouginoushi005.JPG



 一級塗装技能士のプライドが家の長持ちに強く影響する。


一級塗装技能士の試験に合格するためには、普段現場で使う技術以上に、試験対策用の技術を相当量練習する必要があります。


 


今は行き当たりばったりの試験では、まず合格しません。


実技だけではなく学科の勉強も相当に必要です。

  
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試験対策用の講習を受けた方がはるかに合格率も上がりますが、それはそれで受講するだけの時間と費用もまた必要になります。


もちろん勤め先の会社で資格を取らされるということもあります。


 tosouginoushi010.JPG


でも普通はそこまでの労力を割いて、一級塗装技能士を取得しようとする背景には、塗装職人としてのプライドや仕事に対する強い思いがなければ、そもそも資格を取ろうという考えには至らないのが普通です。


合格率もそれほど高くない上に、国家検定というだけあって、お堅い申し込み手続きなどの書類申請から、試験道具を一式そろえ、講習会に何度か足を運び、幾度となく練習、そして緊張の中本番の学科と実技に挑む。


 

合格するまで試験に挑戦すること自体が、職人としてのプライドを表しているのです。




無資格のベテラン職人さんと一級塗装技能士では、そのプライドや思いが工事への大きな質の差となって表れてきます。


技術が引き出されて質のいい工事になるのか、技術が宝の持ち腐れになったまま工事が完成させられるかは、まさにその部分の違いです。

 
 tosouginoushi002.JPG


「お客さまに喜んでもらうためにいい仕事をする」というのは誰でも言える。



一級塗装技能士を所有していないからといって、当然すべての職人さんにこの理屈が当てはまる訳でもありません。


無資格のベテラン職人さんでも、プライドや仕事への使命感を持って活躍している職人さんも実際に知っています。


当人たちによると「資格は欲しいけど試験を受ける機会がなかった」、「試験は苦手」などの様々な理由があります。


逆に年配寄りの職人さんに多いという感じもあるのですが、資格取得が昔すぎて、仕事に慣れ過ぎてしまった結果、早く済ませるだけの仕事になりすがってしまった職人さんも中にはいます。


ですが、それはごく一部です。


資格の有無は素人が判断する業者選びの分かりやすい基準になるうえに、様々な職人さんがいるこの業界全体においては、一級塗装技能士だから良い仕事を心がけることにつながっているという事は、決して的外れな理屈ではありません。




外壁塗装の現場では危険な足場の上り降りを、工事期間中に百回前後繰り返します。

 ashiba.JPG


重い塗料を持って手足の筋肉痛や首や腰を痛めてしまう無理な体勢での作業も少なくありません。


真夏は暑さが極限までに達し体力の消耗が激しく、冬の寒さは身に染み高圧洗浄ではカッパを着ていてもずぶ濡れになることもあります。


特にそうした状況下での確実性の高い作業をこなすにためには、技術以上に間違いなく気持ちの問題になって表れてくると断言できます。

ある意味、一級塗装技能士を取得するという気持ちと通じるものです。


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「お客さまに喜んでもらうためにいい仕事をします」という言葉を発するのはよくありがちです。

誰にでも言えてしまいます。


ただ、幾度となく家それぞれ千差万別に変わる現場を経験し、一筋縄にいかない作業に何度も立ち会ってくると、それは簡単に発せられる言葉ではなくなります。


そういう施主への想いはよそに、実際には困難な作業になればなるほど、「プライドを掛けた自分との戦い」になってきます。


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実際には仕事する環境にも大きく左右されますが、いい仕事をするための原動力は、技術ではなく自分自身を律することを含めた仕事に対する考え方なのです。


それがあってはじめて結果的にお客さんが喜んでくれることにつながるのです。


さらに、ただ一級塗装技能士の肩書きと言うだけでなく、職人自らお客さんに対して一級塗装技能士ということをアピールするだけで、襟を正される思いになって仕事に取り組む姿勢に影響してくるものです。


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 一級塗装技能士の良い・悪い

きっとこれから外壁塗装を計画する人は、現場経験の少ない職人さんより豊富な職人さんを望まれるはずです。


ベテラン職人といっても、自己申告や事実の経験年数を述べたとしても、それを証明してもらうことも簡単ではないと思います。


一級塗装技能士は、基本実務経験が7年以上無ければ取得できない資格なので、おのずと経験の豊富な職人さんになるでしょう。




そのほかに実務経験を証明できるのは、職業訓練指導員(塗装指導員)の免許というものもあります。


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冒頭でも説明したように世の中にはピンからキリまでとても数多くの資格があって混乱しますが、外壁塗装に関わるもので、国からお墨付きをもらっているのは、まずは一級塗装技能士。

そして「塗装指導員」と「2級塗装技能士」が都道府県です。


2級塗装技能士は都道府県の資格ですが、3級と特級はほかの技能士にあっても建築塗装には存在しません。

塗装指導員は一級塗装技能士を保有してからでなければ受験資格がない為、外壁塗装関連の資格でいえば、一級塗装技能士より上ですが、そこまでして取得するメリットも少ないためあまり知られていない免許です。


塗装店というのは資格がなくても誰でも始められる業種なので、まさにここにも業者えらびの基準があると言えます。

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ただし勘違いしてしまうのは、ただ一級塗装技能士だからそれだけでいいということではありません。


一級塗装技能士のプライドが現場で有効に生かされるというのは、あくまでも「その業者の代表者が一級塗装技能士」ということが前提です。


ただ雇われているだけの一級塗装技能士というだけでは、プライドがあってもその会社の仕事環境への依存が強すぎ、持っているプライドも影を潜めなければならざる得ないことが非常に多いからです。



 原価割れする工事費用の歯止めも一級塗装技能士


先述したとおり、一級塗装技能士の取得はそう簡単ではありません。

にも関わらず、給料アップが見込まれるわけでもありません。




職人にすれば今は苦労して取得するような資格ではなく、仕事さえ出来ていれば無資格のままでも当たり障りのないと言わざる得ない国家資格です。


まだまだ一般の人への認知には、管轄の厚生労働省や職業能力開発協会の啓蒙活動が必要です。

でも現在はほとんどそれが行われていません。



ちなみに検定に合格すると、厚生労働省から「技能士章」という金バッジがもらえます。

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同封されている用紙には、次のようなことが書き記してあります。



厚生労働省より

  • 「技能士章は技能検定の合格者に常時着用していただき技能士としての誇りを持っていただくとともに、技能士は素晴らしい技能をもっていることを社会にアピールするため厚生労働大臣が交付するもので、昭和41年に制定されたものです。技能士章のデザインは、技能の枝の字を中心とした光とその間を結ぶ菊花によって構成されています。光は技能の輝きを表し、菊花は技能士のもつ名誉と誇りを表しています。あなたのご活躍を心より期待しています。厚生労働省」


とあります。


厚生労働省でも、技能検定合格者の資格の活用についてのことを伝えていはいるだけで、技能士の価値は今のところ薄く、塗装業界においてもこの資格は機能しきれていません。


逆に資格取得に挑戦しないまま仕事をやれてきた業者さんは、資格取得のプロセス自体が工事の質にも深くつながっているという事が理解できないため、資格に否定的でさえあったりします。


職人自身がこの資格をもっと活用できるようにするためには、技能士章に書いてあるようなアピールだけではまったく事足りません。


さらに言えば悪質業者が減らないこの状況下においても、塗装技能士という知名度は広くリフォーム業界に広がることさえあっても、一般消費者がこの資格の価値について知る機会は非常に少ないのが現状です。


今後は資格の有無で線引きするような現場環境の整備を行政などが推し進めてくれれば、一級塗装技能士の価値もおのずと高まって行くのではないかと思います。
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今のように何の規制も無いままでは、業者同士の競争が過熱しすぎて、原価割れするほどの価格訴求が更に進んで、俗に言う「痛い仕事」をせざる得ない職人がこの先も増えて行きます。


実際の効力としてかなり疑わしい誇大広告的な15年保証や、いくら良い塗料を使っても耐用年数に乏しい工事など、外壁塗装というのは特に何でもありの無法状態です。

規制や線引きがなされれば、資格取得によって職人の賃金アップも見込まれてくるでしょうし、仕事にも意欲が湧いて工事の質も上がり、行く末は外壁塗装であれば家主の利益にもつながるようになるはずです。





 資格や表彰で塗装業者を選ぶ慎重さも必要



外壁塗装に関連する民間独自の資格は数多くありますが、国家資格に限ってほかに思いつくのは、一級建築士や建築施工管理技士などがあります。


色々あって混乱してしまいますが、実はそれらの資格は外壁塗装とは奥深い関連性はありません。


色や塗料、塗装の種類を提案するまでの知識と施主への施工の知識はある程度持ち合わせています。


塗装技能士と違うのは現場経験での実践技術とそれに伴う効果的で有用な知識です。


家の傷み方はそれぞれ違うため、家主にとって重要なのは机上のマニュアル知識よりも、その家の状況に対応できる実践的な幅広くも奥深い塗装方法です。


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見積もり時の調査診断は、極端を言えば机上の知識だけでできてしまいます。


実際にも一級建築士などでも、仕事上関連のある塗装業者からのアドバイスを受けて家主に説明したりしています。


こうしてみると、塗装業者が提示する資格には、国家、民間問わず本当にさまざまなものがあります。


外壁塗装の外側に目を向ければ、世の中には「資格商法」なるものも存在します。

資格を取得するために試験対策のための講座を受けたら、実は国家資格ではなく講座主催者が勝手に命名した資格だったというものです。

資格名は誰でも勝手に付けることができます。

法律に触れているわけでもなんでもありません。

資格を受けようとする人から見れば、「資格講座」とあれば、当然ながら国家資格と思いがちですが、消費者側に非があると言えばそうかもしれません。

でも消費者の無知を悪いように利用しているもので、決して良いものではありません。


それと同じように外壁塗装の世界でも、同じことが行われていると言えば分りやすいかもしれませんね。


業者選びの際は、ぜひ一級塗装技能士というものに意識して間違いない外壁塗装に結び付けられたらと思います。



ポイント

  • 残念ながら誇大表示がまかり通っている外壁塗装業界。

    一級塗装技能士の業者選びにも間違いはないとは言えず、確実に安心できるとまでも言うことはできません。


    ただし手当たり次第に業者を選ぶよりかは、格段と言えるほど間違いのない工事に近づくことができます。



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