ここから本文です

この知恵ノートを「知恵コレクション」に追加しました。

追加した知恵ノートはMy知恵袋の「知恵コレクション」ページで確認できます。

知恵コレクション」に登録済みです。

再登録しました。

追加に失敗しました。

ノートに戻り、もう一度やり直してください。

すでに1,000件のノートが登録されています。

新しく追加したい場合は、My知恵袋の「知恵コレクション」ページで登録されているノートを削除してください。

追加できませんでした。

ノートは削除されました。

発達障害の人の就職活動

ライターさん(最終更新日時:2016/11/20)投稿日:

  • ナイス!:

    22

  • 閲覧数:78704

印刷用のページを表示する

初めまして、広汎性発達障害の当事者です。

ここでは発達障害の人の就職活動について、私なりの見解を書かせていただきます。

注意

  • 2013/4/13追記
    この知恵ノートを読んで質問してくださる方がいらっしゃり、嬉しいのですが、ここに書いてあるのはあくまで私の経験談であり、私は専門家ではありません。診断や進学、就労などの具体的な相談事は専門の施設である全国都道府県に設置されている「精神保健福祉センター」や「発達障害者支援センター」を利用してください。よろしくお願いいたします。

  1.  発達障害なのかどうかを知る

     就職にあたって自分が発達障害かどうか気になる方もいらっしゃると思います。
     その判断基準について述べたいと思います。

  1. まず、日常生活の中で以下のようなことがあるかどうか確認する。

        周囲の人を怒らせる発言をしてしまう(思ったことを素直に口にしただけなのに  
        と相手に 失礼なことを言ってしまう)/指示通りに行動したら怒られる(応用がき
        かない)  /チームで行動するのが苦手(自分のやり方に固執する)/同時に複数
        のことができない(電話応対など)/暗黙の了解、本音と建前がわからず混乱す
        る/不安になりパニックを起こす/提出期限を守れない/お金の管理が苦手/整理
        整頓ができない/仕事や家事の段取りが悪い/衝動買いが多い/じっとできない
         /人の話をじっくりと聞けない/嫌な思いが忘れられない(フラッシュバックする)

注意

  • ※上のものは私自身が感じることですので、「当てはまる」=「発達障害」というわけではありません。参考程度に見ていただきたいです。気になる方は医師の診断を受けてください。
       このようなことにいくつか心当たりがある方は次に進んでください。

   2. 幼少期(乳幼児~8歳頃)の行動を振り返る

          発達障害は先天的(生まれ持った)なものです。ですので小さい時にその特徴
     が行動として現れています。下記のようなことがあったか、確認してはいかが
     でしょうか。

     言葉を話すのが遅かった/ひとり遊びが好きだった/変にこだわりが強い/自分
          から声をかけて友達を作れなかった/忘れ物が多い/宿題などの期限を守れな
          かった/じっとすることができなかった(落ち着きがない)/すぐに癇癪を起こす

注意

  • ※上のものは私自身の経験ですので、「当てはまる」=「発達障害」というわけではありません。参考程度に見ていただきたいです。気になる方は医師の診断を受けてください。
         このようなことにいくつか心当たりがある方は次に進んでください。 

      3.  診察を受ける

      ここまでのチェックであてはまることが多い方は医師の診察を受けられることを
      お勧めします。診察は精神科/心療内科でうけるのですが、発達障害という
      ものはここ十年ででてきたものなので、発達障害に関して知識があるかどうか
      医師によってバラバラです。いい方法としては、各都道府県にある
     発達障害者支援センターに連絡して診察してくれる病院を紹介してもらいましょう。

     では、発達障害だと診断された場合、就職活動はどのようにしたらいいのか
     述べていきます。

 2.  就職する際に考えておきたいこと

       ここでは就職において発達障害者が考えておかなければいけないことを述べてい
     きます。

     1.  障害者手帳を取るかどうか

               まず、最初に考えることは障害者手帳を取ることです。障害者手帳があれ
       ば障がい者枠での雇用が可能となります。障がい者枠とは50人以上の企
       業は全社員の2.0%が障がい者でないといけないとなっています(平成25年
       4月1日から)。また、2018年4月からは精神障害者の雇用が義務つけられ
       ます。(赤字は2015/5追記)この枠を利用して就職を狙うことができます。
         
     障がい者手帳取得のメリットとしては

  • 障がい者枠で雇用される(障害の特性に応じた配慮が受けられる)
  • 交通料金の割引(東京都民だと都営の交通機関が安くなる)
  • 税金の控除(所得税・住民税・相続税など)
  • NHKの受信料が半額免除(ただし等級が1級のみ)
  • 携帯料金の割引サービス映画館や美術館等の施設での割引や無料
   等が挙げられます。

     取得のデメリットとしては

  • サービスを受ける際に手帳を見せなくてはいけなく、その際自分が障がい者で
    あることを感じさせられること
  • 取得に関し親族など関係者から冷たい目線で見られる

        このようなことが挙げられます。以上のことを考慮して取得するかどうか
        考えてください。
        

ヒント

  • ※2015/02 追記
  • 発達障害をもっている方は就職活動のアドバイスなど相談できるところを
  • 作っておきましょう。そのようなところがあると就職したあとも相談に乗って
  • もらえたり、職場訪問をしてくれたりします。また、色々な情報が入手できますので
  • 支援機関とのつながりを作っておきましょう。

      2.  どのような職種が合っているのか

             ここでは発達障害者はどのような職種に就かれたらいいかについて述べてます。
             具体的な例としては

        ・プログラマー
        集中力が求められるこの仕事は発達障害者には向いている仕事として
        認識されています。対人関係もそれほど必要ではなく、個人で進めること
         ができるのでおあつらえ向きと言えます。
                 (中小企業の場合、プログラマー募集でも業務内容はSEのケースがあります)

注意

  • ※プログラマーに関しては以下のことに気をつけてください。
  •   ・仕事場がお客様先になることがある
  •    発達障害者の中には環境の変化で不適応を起こすことがあります。
       お客様先で仕事をする、つまり仕事場が頻繁に変わることでストレスに
       なる方もいます。なので仕事場は自社オフィスの企業を探してみましょう。
  •   ・SEはプログラマーではない
  •      IT関係の職種といえばSEを思い浮かべる方もいますが、プログラマーと
       SEはまったくの別物です。SEにはお客様への提案やクレームの対応、
       プロジェクトの進捗管理、プロジェクトメンバーの管理という業務が
       含まれます。これらは発達障害者にとっては少し重荷になることがあり、
       注意が必要です。
  •     

    注意

    • ※ (2014/01 アドバイスより追記。ベンチャー企業では「プログラマー募集」とあっても実際の業務内容はSEと同じ事が多いそうです。志望先に確認するなどしておくといいでしょう。)
  •    ・残業が多い
  •     IT業界は残業が多いことで有名です。納期(お客様に商品を収める時期)
          迫ってくるとそれに合わせるために仕事量が膨大になることが多いです。
          体力に自信がある方以外はやめておいた方がいいかもしれません。
         ・事務職
          ルーティングワーク(定型的な業務)が多い事務職は臨機応変に対応
          することが苦手な発達障害者にとっては向いている職種だといえます。
          人事業務のなかでも毎月業務が定型化されていて、かつ個人で完結
          できる給与計算や社会保険の手続きなどは向いているでしょう。

         ・在庫管理
          正確性や真面目さが求められるこの職種では発達障害者の力が十分
          に発揮できるでしょう。

         ・軽作業
          パソコン操作ができる方はデータ入力。できない方はメール室業務や、
          コピー室業務、スキャニング業務、印刷・封入・封緘業務などです。これ
           も発達障害者に向いている職種といえます。
   

    3.  就職活動をする

   ここではどのように就職活動をすればいいのかについて述べていきます。

    ・ハローワークを利用する

     障害者の就職活動としては最も基本的なところです。障害者専用の窓口に
     行き、登録します。そうすることで障害者として対応してもらえます。

        ・求人票に応募する
         ハローワークには障害者用の求人票があります。(閲覧は紙かハローワーク
       内にあるパソコンで可能)気になる求人があったら窓口に行きましょう。

       求人を担当しているハローワークに連絡を取り、応募の可否や提出する
      書類や企業の担当者の確認を調べてくれます。窓口の指示に従い、
      応募に必要な書類をそろえて送りましょう。
      最近はネット上で求人を見ることができますので、これを見てから
      ハローワークに行かれるのがいいでしょう。

      参照:ハローワークインターネットサービス

      ・ミニ面接会に参加する
      求人の中にはハローワーク内で面接会をやるものがあります。求人票に
      ミニ面接会を行うと書いてあるので、窓口に聞いてみましょう。ミニ面接会が
      開かれるハローワークに連絡をとってもらい、参加の可否を確認してもらい
      ましょう。人数制限があり、参加できない場合もあります。

      ・障害者就職面接会に参加する
       年に数回、都道府県単位で障害者就職面接会が開かれます。
             開催される都道府県のハローワーク(東京都なら都内の)に行き、登録と
             予約をしましょう。前項のミニ面接会にもいえるのですが、直接、企業の
      採用担当者に会えます。仕事の内容や労働条件、自分の障害や配慮して
             もらいたい点を情報交換しながら面談をします。

ポイント

  • ※合同面接会では以下のことを行ってから参加してください
  •   ・応募企業をあらかじめ絞り込んでおく
  •   当日は多くの障害者やその支援者などで混雑します。
      また、人気のある企業では100人待ちということもあります。参加企業の
      資料が受付時にもらえますのでそれを基に絞り込みを行ってください。
  •   (ちなみに私は2012年の6月に都内で行われた面接会に参加しました。
      3時間で4社回りました。)

  •   ・書類はあらかじめ作っておくこと
  •     当日は履歴書、職務経歴書、障害者手帳のコピー、自分の障害の
       説明文書が必要です。志望動機や自己PR、自分の障害がどんなもので
       どのような配慮が必要なのか上記の書類に書いて、応募企業の数だけ
       用意しましょう。

  •    ・面接の準備をしておく
  •      面接会なので、採用担当者から志望動機や自己PR、障害について
        配慮してもらいたいことを聞かれると思います。面接時間が短いので、
        手短に言えるようにしましょう。
  •     また、採用担当者に聞いておきたいことを考えておきましょう。
        「自分と同じ障害の人はいますか」や「電話応対は必須ですか」など
        質問しましょう。面接で採用担当者から「聞きたいことはありますか?」
        と言われたときに「特にないです。」と言うと、採用担当者は
        ”本当にうちの会社に来たいのかな?”と思われてしまいます。
        質問することで、意欲をみせつけましょう。
        もし質問がなければ、志望動機を少し変えたものを言うことで熱意を
        伝えるのもひとつの方法です。(赤い字は2015/02 追記)
  •     また発達障害に関してはよく知らない人事の方が多いです。なので
        「どういう障害なの?」と聞かれた際には、「発達障害とは・・・」と
        発達障害について答えるのでなく「私は聴覚過敏で物音に弱いです。
        また、仕事の優先順位がつけられません。口頭での指示が苦手です。」
        と自分の障がいによる苦手部分を話しましょう。その際、「このように
        していただければ対処できます」とアピールする
    ことも忘れないで
        ください。
        (聴覚過敏なら突然物音がするコピー機の近くではない席にしてもらう。
         仕事の優先順位は仕事に振る際にはどれをやっていけばいいのかも
         一緒に伝えてもらう。口頭の指示が苦手な場合はメモを取る時間を
         作ってもらうようにしていただく。)
  •     また、発達障害は精神障害に分類されるので、「急に休みませんか」、
        「体の具合はいかがですか」と健康状態について聞かれますが、
        良好であることや環境さえ整っていれば問題ないことを伝えましょう。
  •     
 

注意

  • ※求人票に応募したり、面接会に参加する際には書類を作る必要があります。その時、”私の障がいについて”という自分の障がいの説明した書類を付けましょう。書く内容としては、
  •       ① 障害の種類(躁うつ病や適応障害、発達障害など)
  •       ② 主治医から言われた注意すべき点
  •       ③ 今の障がいの状況(精神的に安定しているなど)
  •       ④ 仕事をする上で障がいによって起きる問題とその対処法
  •               (例.電話応対のような同時並行に作業することが苦手です。
             しなくてはいけない仕事はリスト化して、ひとつひとつに
             専念できるようにしています。会社にはできるだけ仕事は
             ひとつに専念する形にしてもらい電話応対は避けさせて
             いただきたいです。)
  •        ⑤ 仕事上での自分の限界(残業時間や重量物の運搬など)
  •        ⑥ 仕事上でのストレスや危険に対してどのように自己管理しているか、
          事前にアラームを出すようにすることを伝える
  •            (例.精神的に疲れますと口数が少なくなったり、うつむくことが多く
            なります。その場合は医師から処方されている薬を飲んだり、
            休憩を挟むことで回復するようにしています。
            また、疲れた場合はすぐに上司に報告するようにしています。
            その際は、休憩を取るように勧めていただけると助かります。)
  •        ⑦ 服薬している場合はそのことを伝えましょう。その際、ピルカレンダー
          など使い、管理できていることも伝えます。通院している場合は
          通院の日時(例.月に2回、○曜日に通院しています)を伝え、
          通院日に病院に行けるようにしましょう。

  • ポイント

    • ※履歴書などで「~することができません。」と書くよりも
    •    「~していただければ、力を発揮します。」とポジティブな
    •     印象を与える書き方をしましょう。
    •   また、「~することができません。」と断定すると印象が悪くなるので
    •   「~することができないことがあります。」など表現を柔らかくして
       みましょう。
      (赤い字は2015/02 追記)
      

   ・就職サイトを利用する

      アットジーピークローバーナビウェブ・サーナなど障がい者に特化した
      就職サイトがあります。ここから応募するという方法もあります。また、
      ここの就職サイトが主催となって面接会を開きますので、それに参加する
     のもひとつです。

注意

  • ※ここでも応募する際は書類を送る必要があります。履歴書、職務経歴書、
      障害者手帳のコピー、”私の障がいについて”を送りましょう。
 

    ・人材紹介会社を利用する

     アビリティスタッフィングアイエスエフネットジョイような
     障がい者向けの人材紹介会社があります。専門のスタッフがあなたに代わり
     応募や面接の調整等を行ってくれます。転職を考えている方など時間がない人
     にはおススメでしょう。

ヒント

  • ※就職活動するにおいてはここで紹介したものをすべて利用してみてください。
  •   障がい者雇用、特に精神障害に関しては厳しいものがあります。
      使えるものはすべて使って自分に合った1社を見つけてください

   4. 就労移行支援事業所や障害者職業センターを利用する

  • 就職に至るまでにパソコンのスキルを覚えたい
  •  社会人としてのマナーを身につけたい
  •  就職活動のアドバイスがほしい
         など就職を考えるといろいろと悩みが出てきます。

そんな時、就労移行支援事業所や障害者職業センターを利用してみましょう。

就労移行支援事業所とは就労を目指す障がい者を訓練して能力や技能の向上、また適性に合った職場さがし、就労後の職場に定着の支援を行っている施設です。利用するには障害者自立支援法の訓練等給付の受給者証が必要です。発行はお住まいの市区町村が行うので、問い合わせてはいかがでしょう。

また、事業所は事業所ごとに訓練カリキュラムやサポートが全然違っています。また、スタッフとの相性もあります。なので、様々な事業所を訪問したり、説明を受けたりして信頼できるところを選んでください。(2015年4月追記)

また、各都道府県に障害者職業センターというのがあります。こちらでは就労移行支援事業所より職場環境に準じた訓練やサポートが受けることができます。(就労移行支援事業所でもそれなりのところはあります。)また利用料がかからないという点でも特徴的です。

このノートについて質問する

このノートについてライターの方に質問できます。

※ライターの方から必ず回答をいただけるとは限りません

※別ウィンドウで開きます

この知恵ノートのライター

グレード

グレード知恵ノートのグレード:1-2

likemascatさん男性

こんにちは(^。^)/千葉県に住んでいる者です。世間知らずな...[続きを見る]

ピックアップ

ゲーム実況動画(プレイ動画)...
 「実況動画(実況プレイ動画)」と銘打った知恵ノートですが...
痛いの飛んでけ! ツラい口内炎...
ポイント自分の体験を元にしたノートなのである程度信憑性は...
iPod入門: 新しいパソコンに i...
iTunesの移転方法はいろいろありますが、簡単に出来る方法を...
本文はここまでです このページの先頭へ