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秘められた力を発揮する、火事場の馬鹿力の出し方 「脳シリーズ」#6

ライターさん(最終更新日時:2011/11/24)投稿日:

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 はじめに

 前回の知恵ノート「脳シリーズ」#5では、火事場の馬鹿力のメカニズムについてでしたが、今回は20%程度(諸説あり)しか使っていない筋力をリミッターを外し、火事場の馬鹿力を発揮する方法についてまとめていこうと思います。#5と二つで一つというものなので、先にそちらを読んでいただくと理解が深まると思いますが、理屈なんてどうでもいいやって人は実践あるのみ!って感じでも問題はありません。

 まず、コンセプトとして
①身体に害を及ぼさないこと
②実生活やスポーツなどで役に立つこと
③お金や特別な器具が必要でないこと
④それぞれのレベルに合わせて実践、成長が可能であること
の4つを前提、目標とします。
 いつもはメカニズムを説明してから本題に入るのですが、今回は基本的な理論はすでに説明しているので、形式を変えて
1、シャウト(掛け声)によるリミッター解除(初級編)
2、イメージによるリミッター解除(中級編)
3、発勁によるリミッター解除(上級編)
という流れで説明していきます。簡単にできるものから習得に努力が必要なものと進んでいくので、自分のモチベーションと目標に応じて実践してくださればと思います。
 まあ適宜説明はしていきますが、理屈なんてわからなくても出来れば万事OKです。

   a061115dumbbell[1].jpg

上図、オモシロ画像。この理論をマスターすればこんなこともできるように…、はなりません(笑)


1、シャウトによるリミッター解除
 これはオリンピックなどでパワー系の競技、ハンマー投げ、砲丸投げ、槍投げ、重量挙げなどの選手を思い浮かべるとよくやっていることがお分かりと思いますが、声を出すことでリミッターを外す方法です。ハンマー投げの室伏広治選手は投げる瞬間とかものすごい雄叫び上げてますよね。
 ではなぜ大声で叫ぶとリミッターが外れるのかですが、完全にはわかっていませんが、僕なりに一応推測すると、呼吸の仕組みが関係していると思います。呼吸はふだん意識しなくても勝手に行われる「自律神経支配」ですが、意識によってもコントロールできる「体性神経支配」でもあります。要するに、呼吸は「自律神経」と「体性神経」の交差点のようなものだということです。
 例を挙げますと、泣いている時の呼吸、怒っている時の呼吸はいつもと違うリズムを刻みますし、緊張している時に深呼吸をすると心が落ち着くということもありますよね。つまりは呼吸によって自律神経をコントロールすることが可能だということです。そして、おそらく叫ぶということが自律神経に働きかけてリミッターを解除するのだと思います。
 

注意

  •  便利かつ単純なこの方法。しかし、「声を出す」ということが恥ずかしい、あるいは声を出せない状況では利用できないという欠点があります。
     

 

*おまけ
 空手の「息吹」や、太極拳の「雷声」などもこれと近いメカニズムを持っているのではないでしょうか。
 “呼吸と身体”の関係についてもいずれまとめてみようと思います。
 

2、イメージによるリミッター解除
 これもトップアスリートが良くやっている方法で、成功のイメージを強く抱くことで最高のパフォーマンスを発揮する方法です。まずは実践のコツを紹介します。

  • イメージトレーニングのコツ

    • ・自分の成功を強く願う
    • ・具体的かつ鮮明な成功の姿を思い浮かべる
    • ・成功して幸福を勝ち取った姿を思い浮かべる
    • ・成功するために必要なプロセスを組み立てる
    • ・毎日新しくイメージを更新する
    • ・ポジティブな言葉を使う(ex.ありがとう、楽しいなど)

 ではなぜポジティブなイメージがリミッター解除に役立つかというと、記憶力を高める方法でも紹介した「扁桃体」が関わっているようです。

 Hypothalamus_image[1].png

上図、脳と扁桃体
 正直この理屈は説明しようとすると大変めんどくさいことになりそうなので、簡単に実験できる方法で証明してみましょう。

 <言葉を利用したイメージによる筋力の変化実験>
 この実験には一人協力者が必要です。
   被験者が片手を肩の高さにまで上げた姿勢を作り、協力者はその手を下に押し下げようとします。被験者はその力に抵抗してみてください。
呼吸メジャー.png

上図(自作)、まあ図にするとこんな感じです。赤矢印が加える力で、被験者はそれに耐えます。

実験①:まずは普通の状態がどんなものかをお互い確かめてください。

実験②:被験者は「つまらない」、「いらいらする」、「つらい」、「死にたい」などのネガティブな言葉を一分間唱え続けてください。本当に深刻そうな顔をしながらやると効果的です。その後に力を測ります。

実験③:被験者は「楽しい」、「うれしい」、「気持ちいい」、「ありがたい」などのポジティブな言葉を一分間唱え続けてください。本当に楽しそうな顔をしながらやると効果的です。その後に力を測ります。

注意

  •  協力者に対してポジティブか、ネガティブかがわからないようにすることが重要です。ちょっと場所を変えるとか、お互い反対方向をむくなど工夫をしてみてください。
  •  出来る限りほかの影響を取り除きたいので、時計やアクセサリーは外し、楽な格好で広い空間でやってください。
  •  馬鹿力で耐えると筋肉を痛めるので注意してください。肝心なのは実験①との比較です。

  
 本来ここに結果を書くと先入観を与えてしまうので好ましくないのですが、結論からいえばポジティブな状態では力は強くなりネガティブな状態では力は弱くなります
 まあスポーツの場面などでも精神状態がパフォーマンスを左右することは周知の事実だと思いますが、それを現象として具体化させる実験なわけです。

 要するに、アスリートがイメージトレーニングをするのは自分の脳と体の状態を整え、最大限に近い力を発揮するためなわけです。先の実験でもポジティブなイメージは平常時よりも力が強くなる、つまりリミッターが一部外れているということになります。イメージのコントロールによって自分を変える方法は筋肉のリミッターを外す以外にもとても役に立つものなのでぜひ実践してください
 イメージを自由にコントロールできるようになると、「リミッターを外すイメージ」から、瞬間的にスイッチを切り替えることが出来るようになります。 

*おまけ
 なぜポジティブなイメージが力を高めるかというと、「ドーパミン」、「β-エンドルフィン」といった「脳内麻薬」が関係しているようです。 

知恵ノート.png

上図(自作)、イメージによる好循環の図。これはどちらかといえばリミッターを外すというよりイメトレ全般に言えるものかも。

3、発勁によるリミッター解除 
 2の方法でも結構効果的なのですが、いまひとつ抽象的ですし、まどろっこしい感じがします。なのでもっとダイレクトに大脳基底核の働きであるリミッターを解除する方法を説明します。 ちなみにこの「発勁」というのは中国拳法の技術で瞬間的にリミッターを外すことで爆発的な勁(力)を発揮する”というものです。
 前回「生命の危機を感じるとリミッターは外れる」と説明しましたが、これを利用して「生命の危機を感じさせてリミッターを外してやろう」というのがこの技術のポイントとなります。

ステップ①:生命の危機を感じさせる…どうやって?
 では本題に入ります。人間は一応サル(の仲間)から進化したものと考えられていますが、サルたちにとって(木からの)落下というのは死に直結するもので、どうやら人間の本能にも“落下の恐怖”というものが染み付いているようです。高所恐怖症は言うまでもないでしょうが、その感覚は皆さん何となくお分かりなのではないでしょうか。

ステップ②:どうやって“落下の恐怖”を疑似体験させるのか?
   次にその“落下の恐怖”をいかに脳に錯覚させるのかということですが、これは実際に落ちるのが手っ取り早いです。何しろ僕たちは常に地球から引っ張られているので、立っている状態から足と言うつっかえ棒さえ外せば地面に落ちるのです。

ステップ③:落ちつつ、落ちない?
 とはいえ、本当に落ちてしまったら単なる転倒、ケガをするだけです。そこで、“一瞬だけ落ちることで瞬間的に恐怖を与えてリミッターを外すという方法をとっています。

 ここからは、具体的なトレーニング方法を交えて説明することにします。
<瞬間無重力法>
  瞬間無重力.png

上図(自作)、瞬間無重力法のイメージ図。まあこの名称はポピュラーではありません。

1、①の図のように眼の前にボールを抱えるような姿勢でまっすぐ立つ。肩は落とし、足は肩幅くらいに自然に開き、楽な姿勢を取るのがポイント。天からつるされた一本の糸だけに引っ張られて立っているようなイメージをするといいです。

2、おなかからゆっくりと呼吸をします。息を吸うときに糸に引っ張られて自分の意識を天にず~っと伸ばしていき、吐くときは臍の下三寸、いわゆる「丹田」に意識を集中させます。

3、何度か2を繰り返してから、意識を天に伸ばしていったときに急にイメージの糸を切ります。すると身体は自由落下しますので、足を身体に引きつけます。すると一瞬だけ「落ちる」という感覚になるはずです。姿勢はそのままで重心が10cm下に沈む、という感じです。

発勁.png

上図(自作)、ちなみに発勁を利用したパンチだとこういう感じ。拳を突く方向はまっすぐでも、身体全体が「落ちる」ので全体の力の向きは青矢印のようになります。

 化勁.png

 上図(自作)*おまけ、ちなみに実際の発勁では全身の筋肉がらせんを描くように連動して拳にそのらせんの力が収束するような感じです。こういう力を発揮するには当然ながら修業が必要ですね。ちなみにそういう鍛え方も知ってます。 

 さて、この「瞬間無重力法」によるリミッター解除をすれば本当に一瞬“火事場の馬鹿力”を発揮できるわけですが、この“リミッターを外す”という訓練を繰り返していると「落ちる」という動きを使わずともリミッターを外すことが可能になります。これはなぜかというと、脳にリミッターを外すというプログラムが構築されるからで、リミッターを外す感覚がわかってくると意識的にそれをコントロールできるようになるということです。

ポイント

  •  「脳にプログラムが出来る」というのはいわば「自転車に乗れるようになる」、「泳げるようになる」というようなものです。つまりは体が覚えるってことですね。正直理屈を並べて説明しましたが、習得するのは理屈ではありません。

 
まとめ
 火事場の馬鹿力を出す方法について説明したわけですが、普通の人は別にそんなもの出せなくても問題ないし、どうだっていいや。と思うかもしれません。僕も別に誰もが自分を高めるために鍛えるべきだという考えを持っているわけでもありません。
 今回は常識、豆知識レベルを超えてかなりハイレベルな内容に着目したわけですが、結局何を伝えたいかというと、
 
人間には普段使っていない潜在能力が眠っていて、鍛えることでそれを引き出すことが出来る。何より、脳は鍛えることで成長が出来るということです。


 大勢の方の閲覧に心より感謝いたします。
僕は脳について様々な観点でまとめているのですが、その中の一つとして「火事場の馬鹿力の出し方」についてまとめてみました。
 ほかにも様々な特殊なトレーニング法も知っていますので、要望がありましたらまとめようと思います。

記憶力を高める方法運動能力アップのコツなどはすでに紹介していますので良ければご覧ください。
 
   

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