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Pipelightのインストール(16/12/07更新)

ライターさん(最終更新日時:2016/12/7)投稿日:

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開発チームの解散で配布が終了した「Moonlight」に替わるSilverlightの互換プラグイン「Pipelight」をLinuxのOSにインストールしてみました。

【プロジェクトの概要】

Pipelightは専用のWine環境を介して「~/.wine-pipelight/」(環境変数)内にインストールされたWindows版のプラグイン(Silverlightの他、FlashやUnity3Dなどにも対応)が、シンボリックリンクの貼られたLinux版のNetscape系ブラウザ(FirefoxやSeaMonkey、PaleMoonなど)で動くよう、橋渡しをします。Chrome/Chromium陣営のブラウザ(Linux版)では、プラグイン周りの仕様が現在変更されている為、Pipelightは動きません。

パッケージのインストール先(「/opt/wine-compholio/」)・環境変数(「~/.wine-pipelight/」)共に、通常のWineからは独立した存在となる為、仮に両者を並行でインストールしても問題は起きません。

Silverlightは現行の「5.1」が最終版となっていますが、Flashなど比較的短いペースで更新されているプラグインは、アップデートの都度、データが置かれているサーバーの情報も書き換えられる為、「sudo pipelight-plugin --update」コマンドで、予め最新の情報を取得しておく必要があります(保存場所は「~/.gnupg/」です)。

このコマンドを「sudo」付きで実行すると、「~/.gnupg/」フォルダの属性がRootとなり、Pipelightとは無関係なPPAリポジトリを「APT」のソースリストに追加した際、キーサーバーへの問い合わせとキーの取得がブロックされてしまう事に気付きました。

「sudo」を外してコマンドを実行すると「~/.gnupg/」の属性はユーザーとなりますが、肝心のプラグインが取得できない場合がある為、プラグインの取得と適用が終わったら、「sudo rm -r ~/.gnupg/」で「 ~/.gnupg/」(root)を削除します。

「~/.wine- pipelight/」の中にWindows版のFirefoxなどを直接インストールする事も可能です。しかし、Pipelight経由でインストールしたプラグインの内、ブラウザ(Windows版)で正常に認識されるのはFlash位で、SilverlightはLinux側のブラウザ(Firefox・SeaMonkey・PaleMoon他)でのみで動きます。

Linux側のブラウザで使うFlashを通常のLinux版からPipelight(Windows)版に切り替えると、キャッシュの保存場所が「~/.adobe/」から「~ /.wine-pipelight/drive_c/users/(ユーザー名)/Application Data/Adobe/」に変更されますので、クリーンアップ作業は、「/opt/wine-compholio/」内にインストールした「CCleaner」や「Bleachbit」(Windows版)で行います。

「~ /.wine-pipelight/」内にインストールしたプラグイン以外のアプリが実行中の時に、Linux側のFirefoxを立ち上げて、Pipelightのプラグインが必要なサイトを開くと、ページがクラッシュする場合があります。「WINEPREFIX=$HOME/.wine-pipelight wineserver -k」コマンドで関連プロセスを全て強制終了させてから、ページをリロードすると復旧します。

【Pipelight本体のインストール】

①開いているブラウザがあれば全部終了します。

②端末を使ってPPAリポジトリを追加(2通りあるのでどちらかを選択):

a)

sudo apt-add-repository ppa:ehoover/compholio

sudo apt-add-repository ppa:mqchael/pipelight

b)

sudo add-apt-repository ppa:pipelight/stable


③リポジトリの更新をシステムに反映させます:

sudo apt-get update

④Pipelightとその依存パッケージ*をインストールします:

sudo apt-get install pipelight-multi

*「mesa-utils」と「wine-compholio」

【Silverlightのインストール】

①Linux側のブラウザを閉じます。

②サーバー情報を更新します:

sudo pipelight-plugin --update

③Silverlight*を有効化します(ライセンス条項への同意を求められたら「y」+「Enter」):

sudo pipelight-plugin --enable silverlight5.1

*インストール可能なSilverlightのバージョンは3つ(「4」「5.0」「5.1」)です。当初は、旧Moonlightでも再生できていた検証用のデモ作品が「4」を除き全く認識されないなど、互換性の問題がありましたが、現在はほぼ解決している為、一番新しい(最終版)の「5.1」を選んでも大丈夫です。同じ「~/.wine-pipelight/」に全てのSilverlightをインストールする事は可能ですが、同じブラウザ(Linux側)に貼れるリンクは1個です。

④ブラウザを立ち上げると、Silverlightのダウンロードが始まります(初回起動時にはインストール先となる「~/.wine-pipelight/」が新規に作成されます)。インストールが完了するまでしばらく待ちます。

【Silverligtの再インストール】

Silverlightは「5.1」のリリース(2012年5月)を以って開発が終了している為、通常はインストールは1回で済みます。しかし、何らかの事情で再インストールが必要となった場合、過去のインストール記録が残った状態では、サーバーからのデータ取得が上手く行かない事があります。この問題を回避する方法は以下の通りです:

①Linux側のブラウザを閉じます。

②「WINEPREFIX=$HOME/.wine-pipelight wineserver -k」コマンドでPipelight関連のプロセスを全て終了させます。

③「~/.wine-pipelight/」内の「wine-silverlight5.1-installer.installed」「wine-mpg2splt-installer.installed」両ファイルを削除します。

④Linux側のブラウザを開いて、Silverlightを要求するサイトにアクセスし直します。

【Flashの切り替え(Linux→Windows)】

①Linux側のブラウザを閉じます。

②サーバー情報を更新します:

sudo pipelight-plugin --update

③Flashを有効化します(ライセンス条項への同意を求められたら「y」+「Enter」):

sudo pipelight-plugin --enable flash

④FirefoxからLinux版Flashのリンクを削除します:

sudo rm /usr/lib/mozilla/plugins/flashplugin-alternative.so

⑤ブラウザを立ち上げると、Windows版Flashのダウンロードが始まります。インストールが完了するまでしばらく待ちます。

【Flashのダウンロードが始まらない時】

プラグインのリンクは適切に貼り付けた筈なのに、ブラウザを立ち上げても、インストールに必要なデータがダウンロードされない時があります。

この問題の回避するには、

◆方法1

古いインストール情報が記録されたファイル(「wine-flash-installer.installed」*)が「~/.wine-pipelight/」に残っていればそれを削除し、Linux側のブラウザを開いて、Flashを要求するサイトにアクセスします。通常はこれで上手く行くと思います。

*新しいバージョンにFlashをアップデートする時も、このファイルを削除します。

◆方法2

一番目の方法を試しても問題が解決しない場合は「~/.wine-pipelight/」内に予め取得しておいたFlashを手動でインストールします:

①【Flashの切り替え(Linux→Windows)】の内、①〜④は済で、⑤で問題が起きていると仮定します。

②貼り付けたプラグインのリンク等はそのまま残しておきます。

③Adobe社の配布サイトにアクセスします。ここで必要なのはWindows版のFlashなので「別のコンピュータのFlash Playerが必要な場合」をクリックします。

④「オペレーティングシステムを選択」(手順1)で「Windows 7/Vista/XP」、「バージョンを選択」(手順2)で「FP 2x for Firefox NPAPI」をそれぞれ選択します。

⑤利用規約(ライセンス条項)に同意して「今すぐダウンロード」をクリック。Flashのインストーラを任意の場所に保存します。

⑥「~/.wine-pipelight/」の「プログラムの追加と削除」を呼び出します:

WINEPREFIX=$HOME/.wine-pipelight /opt/wine-staging/bin/wine uninstaller

⑦GUIが起動したら、「インストール」ボタンで、保存しておいたFlashのインストーラを開いて、インストールを実行します。

⑧Flashを要求するサイトで動画等が再生できるようになったか確認します。

【Flash設定の復元(Windows→Linux)】

①Windows版Flashのリンクを削除します:

sudo pipelight-plugin --disable flash

または

sudo rm /usr/lib/mozilla/plugins/libpipelight-flash.so

②Linux版Flashのリンクを貼り直します:

sudo ln -s /usr/lib/adobe-flashplugin/libflashplayer.so /usr/lib/mozilla/plugins/

【Unity3D】

①ブラウザを閉じます。

②サーバー情報を更新します:

sudo pipelight-plugin --update

③Unity3Dを有効化します(ライセンス条項への同意を求められたら「y」+「Enter」):

sudo pipelight-plugin --enable unity3d

④ブラウザを立ち上げると、Unity3D*のダウンロードが始まります。インストールが完了するまでしばらく待ちます。

*再インストール及びアップデートの方法はFlashのそれとほぼ同様で、「~/.wine-pipelight/」内に保存されてる古いインストール情報が記録されてるファイルの有無を確認し、あれば削除します。

【ブラウザとの関連付けの削除】

Linux版のリンクを復活させる必要があるFlashを除き「/usr/lib/mozilla/plugins/」内の該当リンクを削除するだけです:

sudo pipelight-plugin --disable [プラグイン名]

【User Agent Switcher】

例えば、配信元が特定のUser Agent(UA)に対してのみ、動画を公開している場合、このアドオンを使って、UAが一時的に変事されたように配信側に認識させる事で、動画が再生できるようになる事があります(アドオンの入手方法や設定(UAの登録)は簡単なのでここでは省略します)。

ただ、新しいバージョンのFirefox(Windows版)のUA情報は何故かこの用途では使えない(再生がブロックされる)為、「15」「22」「23」など古いFirefoxのUA情報が必要です:

Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:15.0) Gecko/20120427 Firefox/15.0a1

Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:22.0) Gecko/20100101 Firefox/22.0

Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:23.0) Gecko/20131011 Firefox/23.0

フィルタリングのレベルにも配信元によって若干の強弱があるようで、UAのみの切り替えで大丈夫な所と、FlashもWindows版に切り替えておかないとダメな所があります。

【実際の使用感】

◆Silverlight

導入当初は、多くの問題が解決途上で、正しく開けないページも少なくありませんでしたが、Wine本体の改良が進んだ結果、現在は一部(Flash系に比べて圧倒的に少ないです)の海外局が実施してるストリーミング放送なども利用できるようになっています。

◆Flash

フィルタリングが厳しくて、Flashの切り替えが必須なサービスを除き、Linux版のままでも特に不便を感じる事はないようです。が、数年前に開発が終了したLinux版(〜11.2)との比較では流れた年数の分だけ改良やバグ修正が進んでいます。

◆Unity3D

元々馴染みがなく、通信速度の関係でデモでのテストも思うようにできなかったので何とも言えませんが、一応正常に動作はするようです。

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