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ティンホイッスル(tin whistle)について

ライターさん(最終更新日時:2016/8/8)投稿日:

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安いものでは1000円位から入手可能で、しかも吹けば誰でも音が出せる笛、ティンホイッスル。アイリッシュミュージックに興味をもった方が手軽に始められる楽器として薦められたり、やってみようと思う方も多いのではないでしょうか。
けれど、ただ吹くだけでは劣化版リコーダーのような演奏にしかならない。。。という楽器でもあります。
アイリッシュやってみたいけど、どうしたらいいの。。。という方向けに一筆したためてみます。
文字だけでわかりにくいと思った方は「地球の音色」というティンホイッスルの教本がありますのでそちらも参照されるとよいでしょう。

 アイルランド音楽習得の基本

アイルランド伝統音楽は口承音楽です。独特のノリやグルーヴ感は楽譜では表せません。
最初は楽譜を頼りにしてしまうのも仕方ないかもしれませんが、基本的に耳コピで曲を覚えるようにしましょう。
CD音源などをMP3などの形式で保存してスロー再生出来る環境を整えると耳コピがしやすいです。まず、メロディーを鼻歌で歌えるようにしっかり聴いて覚えて、それから笛で練習しましょう(曲の各部分ごとに攻略してもよいです)。できれば耳コピの際、本家のグルーヴ感も一緒に習得できるようにアイルランドのミュージシャンの音源を聞きましょう。この、いい演奏を耳コピするというのが、下手なリコーダーっぽくならないために大切な点のひとつです。
メロディーをよく聴くためには大編成のバンドよりソロや小編成のユニットの音源を聴くのがよいでしょう。
慣れないうちは装飾音でメロディーが聞き取りにくいかと思いますが、アイルランド音楽はミュージシャンによってアレンジすることが許容されますので、完全にコピーする必要はなく(むしろ完全コピーは個性がないのでよくない)、基本となるメロディーの骨格とグルーヴ感がコピーできればOKです。

以下のサイトが曲をとっていく(覚えていく)のに役に立つでしょう。ただし、上述のように楽譜はメモ代わりにとどめて、耳を頼りに曲を覚えましょう。また、アイリッシュの曲は奏者によってメロディーのアレンジが行われるので楽譜によって細部が異なっていることが普通です。
TunePal (http://tunepal.org/tunepal/index.php) メロディーを録音すると候補となる曲名を表示してくれるサイトです。Java環境が必要です。スマホ用のアプリも有り。
The Session (http://thesession.org/) アイルランド音楽専用のウィキみたいなサイトです。殆どの曲の楽譜が投稿されて掲載されています。曲名で楽譜を検索できるので便利。

基本的な吹き方

ティンホイッスルはリコーダーと同じように、吹けば音が出ます。弱く吹けば1オクターブ目の音が、強く吹けば2オクターブ目の音が出ます。もっと強く吹けばもっと上の音が出ますが、3オクターブ目以降を想定して設計されていないので実用的ではありません。
以下、基本のD管(レから始まる音階の笛)の運指を以下に示します。
○は穴が空いている状態、●は穴が指で塞がった状態を示します。

マウスピース側 ● ● ● ● ● ●   D(レ)
マウスピース側 ● ● ● ● ● ○   E(ミ)
マウスピース側 ● ● ● ● ○ ○   F#(ファ#)
マウスピース側 ● ● ● ○ ○ ○   G(ソ)
マウスピース側 ● ● ○ ○ ○ ○   A(ラ)
マウスピース側 ● ○ ○ ○ ○ ○   B(シ)
マウスピース側 ○ ● ● ○ ○ ○   C(ド)
マウスピース側 ○ ○ ○ ○ ○ ○   C#(ド#)
マウスピース側 ○ ● ● ● ● ●   D(レ) 2オクターブ目
マウスピース側 ● ● ● ● ● ○   E(ミ) 2オクターブ目
マウスピース側 ● ● ● ● ○ ○   F#(ファ#) 2オクターブ目
マウスピース側 ● ● ● ○ ○ ○   G(ソ) 2オクターブ目
マウスピース側 ● ● ○ ○ ○ ○   A(ラ) 2オクターブ目
マウスピース側 ● ○ ○ ○ ○ ○   B(シ) 2オクターブ目

D管のティンホイッスルではキーD(レから始まる音階)と、キーG(ソから始まる音階)を吹くことができます。
キーD:D,E,F#,G,A,B,C#  (Cは使いません。)
キーG:G,A,B,C,D,E,F#   (C#は使いません。)
アイリッシュの殆どの曲はこの二つのキーで演奏できます。たまにキーA(G#が出てくるキー)の曲が演奏されますが。これはホイッスルをキーAが演奏できるものに持ちかえるか(ホイッスルは移調楽器です)、指穴を半分程度あけることで対応する必要があります。キーAの曲はフィドル向けの曲であることが多いので、無理して演奏せずフィドラーに任せておいてもよいです。
オクターブ上のDでオクターブ下のDと同じ指使いをしても構いませんが、そうすると後述のカットという装飾音を使うときに音が歪んでしまいます。

安定した音が出るように腹式呼吸でしっかりお腹で支えられた息で吹きましょう。ホイッスルは抑揚をつけにくい楽器ですが、腹式呼吸を意識することで音がオクターブ上に裏返らずに少々抑揚をつけることができます。
また楽器の特性上、強く吹くと音が高くなり、弱く吹くと音が低くなります。音が歪んでオクターブ上に裏返りかけるより少し弱い息(音がクリアになります)での音程をその笛の基準としましょう。できれば、チューナーを見ながら吹いてみて、そのホイッスルのチューニングの個性を知っておきましょう。

 買うべき笛

アイルランド音楽に用いられるホイッスルやアイリッシュフルート(ホイッスルと同じ運指です)は殆どの場合、D管です。CDの曲によってはEb管、Bb管、ローF管が用いられることも有ります。
耳コピをする際に、コピーする音源と同じ調の笛を使うほうがよいので、アイルランド音楽をやりたいのであれば必ず、まずはD管を買いましょう。
メンテンナンスに関しては、一部の木製ティンホイッスルをのぞいては中性洗剤とやわらかいスポンジなどでザブザブ頻繁に洗って問題ありません(シール等は剥がれるかもしれませんが。。。)。問題は吹口に溜まる汚れの取り方ですが、吹口に入るほど細長くて、ティッシュなどを押し込めるだけの固さがあって、しかもマウスピースを傷つけない素材があると良いです。これがなかなかない。テレホンカードなどを短冊状に切ったものがいい線いってますが、これでも少し分厚いくらいです。各自工夫してください。掃除の際に唄口のエッジに傷を付けないようには気をつけてください。音色が変わってしまいます。

1000円クラスのホイッスルは当たり外れがあります(特にGenerationのものなど)。音階が合っていないものから、素晴らしい音色のものまで、くじ引きみたいな感じです。明らかに音程が外れたものをつかまされたらもう一本買ってみてください。あと、音程が外れている管があることからもわかりますが、きちんと平均律で調律されている楽器ではありません。息の強さで多少音程が変わるので、音程が合うように吹いた時どのような音階に鳴るのかはそれぞれの笛の個性となります。音を出すのは簡単ですが、いい音階で演奏するためには音階を聴き分ける耳が必要です。ホイッスルは基本的に安いので楽器屋に行っても試奏させてもらえません。あと、一般にホイッスルはD管でEの音が出にくく歪みやすいです。
プロも最廉価クラスの笛をよく使っているので、安い笛が必ずしも良くないわけではありません。
やすい笛でも改造でいくらか性能を向上させることができます。改造のやり方についてノートを書きました(http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n251571)。

しばしば笛とセットで売っている薄い教則本には、笛の説明書程度の内容とアイルランド音楽に限らない一般的な曲の譜面しか書いていません。このノートを読んでいるあなたにはおそらく必要ない。アイルランド音楽を学ぶためには他をあたったほうが良いと思います。

当たりのGeneration管は下手なオーダーメイド品よりもいいものがあるので、それを狙うのもいいでしょう。ハズレのものは音階がずれてたりします。Feadogに比べてほんの少し音がまろやかな感じです。音のひずみを楽しむ方向で選ぶ笛かと思います。

Oakのホイッスルは金属的な突き抜けるような澄んだ音色がします。

FeadogはGenerationに比べ少し音が鋭い感じです。

スウィートーンは品質が安定していますが、音のかすれ具合がすくないので演奏に野性味を出すのは難しく、どうしても可愛らしい演奏になります。好き嫌いがわかれるブランドです。
同一メーカー廉価品のメグは息の許容量が小さいです。か細い音が出る感じです。すぐ音が裏返るので低音を出すのが結構難しいです。音が小さい上、息のコントロールが難しいのでおすすめしません。
オリジナル(やビクトリアン)は息漏れが大きく息の量がかなり必要で、音はかすれた感じになります。味のある粗野な音色ですが、音量は小さいです。杉か何かの木をマウスピースに使っているので耐久性が少し低く、人によっては唇が痒くなる可能性があります。
ケルティックはメグの管体にスウィートーンのマウスピースがついた感じでした。

Susatoのプラスチック製ホイッスルはクオリティが安定していますが、うるおいのあるリコーダー的な音の響きがします。好みが分かれるところです。しばしばプロも使っています。

Tony Dixonのティンホイッスルは比較的品質が安定して、音のかすれ具合もまずまずです。が、廉価品の範疇ではあるので少々の個体差は覚悟しましょう。音のひずみは少なめ。
Dixonのノンチューナブルなローホイッスルで全体的に半音程度ずれたもの(楽器としては致命的)を見たことがあります。そういうメーカーです。
Dixonのローホイッスルやフルートは、、、もう少しお金を足して他のメーカーを検討したほうがいいかな。。。初心者あるあるネタのひとつにDixonのローホイッスルやフルートを買って結局いいものに買い直す、というものがあります。
筆者は、Dixonのアルミパイプ製のローホイッスル、フルート兼用のものを買ってしまいました。。。フルートとしてはあくまで体験用おもちゃレベル、ローホイッスルとしては使えないことはないが。。。といったところでしょうか。

高価なもの(highD管で1万円を超えるもの)はさすがに品質がしっかりチェックされています。執筆者はGoldieのホイッスルを直接Goldieさんから買いましたが、彼はひとつの注文に最低3本は制作して好みのものを購入者に選んでもらうというようなきめ細かい対応をしています(オーダーメイド品にも個体差はあります)。
日本の仲介業者から買うと、ここまでの対応は期待できないかもしれませんが、笛の作りにはやはり職人魂が感じられます。
Youtubeの試奏動画などで、傾向として好みの音色か確認してみましょう。
以下のお店が高級品の仲介でオススメできます。
ケルトの笛屋さん(http://celtnofue.com/index.html
笛に限った話ではありませんが、おもちゃでない楽器を購入する際は、ある程度のレベルの演奏家のアドバイスのもとに買うようにするのがよいでしょう。
ちなみに、筆者の持っているGoldieのティンホイッスルは高音を吹くときなどは頭に軽く血が上るくらいの息の強さ(量というより強さ)を必要としますが、その結果、安定感が廉価品とは段違いに良いです。

ローホイッスル(D管)は指穴の間隔が広くておさえるのが大変なので、セッションに出かけて現物を持っている人がいたら触らせてもらったり、アイルランドフェスの物販ブースなどで現物に触ってから買うほうがよいでしょう。メーカーによって指穴の大きさや間隔も異なります。
ローホイッスルはアイリッシュフルートと同じ音域ですが、楽器の特性上、低音が弱く、高音では息の量がたくさん必要で、風に弱いです。低音が周囲に埋没したり、オクターブの跳躍に技術を要するなどの特徴があります。フルートではアンブシュアの加減であまり息の量を変えずに、音量も変えずに演奏でき、また風にも強いです。アンブシュアの習得と安定には数年かかりますが、フルートを検討するのもよいでしょう。もちろんローホイッスルにしか出せない音色というものもありますし、ローホイッスルを買うのも結構なことと思います。

チューニングができる笛を買ったほうが後々、何かと便利です。自己責任の範疇ですが、安い笛でチューニングできないものでも、マウスピースと管体が別整形のものは、お湯でゆるめてこじるとマウスピースを動かしてチューニングできるようになります。外れにくい笛も、何度もお湯に浸けていると次第に接着剤が溶けてきて外れるようになると思います。

 耳コピー用音源について

耳コピー用に小編成ないし、ソロの音源でアイルランドのミュージシャンが演奏しているものがよいと書きました。
が、なかなか日本でそういうマニアックなCDは入手しにくいかと思います。日本のアマゾンでも取り扱ってなかったりします。また、聴いてみないとどんなCDか想像もつきにくいですね。
下記のお店がそういう要望にも細かに対応してCDを薦めてくれると思います。お試しあれ。
グレンミュージック(http://www.beatshop.co.jp/glen_music/)こちらは店主自身が素晴らしいアコーディオン・コンサーティーナ奏者です。
また、筆者は京都住みですが、一乗寺のWood Noteというアイリッシュ喫茶の店長はアイルランド伝統音楽に造詣が深く、気さくに色々相談に乗ってくれるでしょう。愛知ならカフェカレドニアも良いと思います。

Youtube音源で耳コピするのもよいですが、アイルランド外の人が「弾いてみた」動画が結構あります。どこに住んでいる人の演奏か調べて耳コピしましょう。有名なミュージシャンなら検索すれば出身地が大抵判明します。
以下のサイトはアイルランド音楽のチャンピオンシップを主催している団体(Comhaltas、CCEとも)のもので、入賞者たちや有名ミュージシャンの音源が大量にアップロードされています。
http://comhaltas.ie/

Mary BerginやSean Ryan、Micho Russell、Sean Potts、Paddy Moloney、Joanie Maddenなどが伝統的なスタイルのホイッスルプレイヤーとして有名です。

耳コピー用の音源を笛の演奏に限る必要はありません。
むしろフィドルなどのアクセントや抑揚をつけやすい楽器の演奏を聴いたほうがノリやグルーヴの習得にはいいかもしれません。

後述しますがアイルランド音楽のグルーブ感はひとつに定まったものではありません。が、おおまかな形というものはあります。アイリッシュのノリの最大公約数、最小公倍数がわかるようにいろんな、良い演奏をたくさん聞きましょう。

LunasaやBothy Bandなどのバンドもののコピーをするのも結構ですが、これら知名度の高いバンドはアイリッシュの伝統的なグルーヴを踏まえた上で、一般ウケしやすいように手を加えた音楽です。彼らの音楽を根っこのところから理解して自由に演奏できるようにするには、彼らを直接コピーするのでなく、もっと土着的な伝統的なグルーヴのミュージシャンの音源を参考にするのがよいでしょう。
アイリッシュのダンス音楽はもともとダンスの伴奏なので、Ceili band系のミュージシャン(Ceiliはアイルランド語でダンスパーティのこと)の演奏は参考になると思います。
Ceiliダンスのステップを勉強するのもグルーヴをつかむのに役立つかもしれません。

日本のセッションにはアイルランド本場のグルーヴ感と異なるものもあるので染まり切るのは要注意ですが、やはり録音音源に合わせて演奏するのと、生で人と合わせて演奏するのは根本的に異なります。録音に合わせるのはコピーですが、人と演奏するのはコミュニケーションです。
セッションなり、練習会なり、レッスンなり、人と一緒に演奏できる機会をできるだけ作りましょう。

演奏スタイル

アイルランドでは地域ごとに少しずつ異なった演奏スタイル(グルーヴ感)があります。日本では、セッションによって、また人によって、これらのスタイルのいずれか、ないしミックスされたものがそのスタイルとなります。(場合によっては盆踊り的グルーヴになってしまっていることも。。。)

 アイルランド音楽らしく演奏するために

すでに書いたように、基本はグルーヴ感の習得です。均等な拍を刻んでいてはアイリッシュになりません。
アイルランド音楽は楽譜に表現しきれないのです。
よーく良い演奏を聞いて、グルーヴ感、ノリを体に染み付かせましょう。日本人は盆踊り的なグルーヴになりやすいので注意です。
頭のなかにイメージ出来た音をホイッスルを使って再現していくのです。この際初心者はつい次の音を吹き急ぎますが、しっかり音を伸ばしてタメを作ることが重要です。(かといって、ねっとり、もったりしてはいけませんが。)
楽譜に書かれたメロディーをなぞるように演奏するのはアイリッシュではありません。
後述の装飾音などの技術よりも、基本のメロディーをグルーヴ感を持って演奏できるようになることのほうがはるかに重要です。
ティンホイッスルを吹くからアイルランド音楽になるのではありません、頭のなかにアイルランド音楽があってティンホイッスルを吹くからアイルランド音楽になるのです。もちろん、ホイッスルを練習しているとより細部までアイルランド音楽を聴きこむ能力が育ちますから、まず吹き始めるということは大いに結構なことです。

アイルランド音楽はもともとイリアン・パイプスというバグパイプとハープで演奏されていた音楽です。ホイッスルの装飾音はこのイリアン・パイプスの演奏を模倣するように発達しています。
イリアン・パイプスは基本的に音が出たままの楽器なので、音を区切るために一瞬別の音を挟むということをしました。それがカットとタップです。

カット(Cut)
演奏している音より高い音を一瞬だけ挟みます。これはどれでもいいので塞いでいる指穴に隙間を一瞬だけあけることで行います。
指穴をあけきると、塞ぐのに時間がかかってカットになりませんので気を付けましょう。あくまで、音を区切るための技術なのできちんとした音階で上の音をだす必要はありません。
D管でCやC#の音ではできません。

タップ(Tap)
演奏している音より低い音を一瞬だけ挟みます。吹いている音より一音低い音を出すための指穴を一瞬軽く叩きます。カットと同様に、これは音を区切るための技術ですので指穴をしっかり塞ぐ必要はありません。そして、一瞬だけ、というのが重要です。
D管でDの音ではできません。

ロール(Roll)
カットとタップができるようになったらロールにもチャレンジしてみましょう。これはカットとタップを順番にやることでトリプレットのような音をだす技術です。
ゆっくりやって三連符を表現したり、速くやって一つの装飾音として用いたりします。
ゆ~っくりカットとタップをしっかりできることを確認しながら、カットとタップの間隔を徐々に詰めていきましょう。その際、手癖でロールするのではなくカットとタップの間隔をきちんとコントロールできるように意識しましょう。
D管でC,C#,Dの音ではできません。

ダブルカット
これもトリプレット的な装飾ですがロール程は多用しません。別々の指穴でのカットを連続して行います。
Dの音でもできるトリプレット的装飾音です。

クラン(Cran)
DないしEの音で使う装飾音です(難しい!)。GとF#とEの指穴で素早く3回カットします。これは音を5つに区切る技術ではなく一つの装飾音です。なので素早くやりましょう。同時に二つの指穴を開けないように、また、指穴をあけきらないように注意しましょう。

スライド(Slide)
グリッサンドのように音を滑らかに移行させる技法です。
上の音に移行するスライドアップと、下の音に移行するスライドダウンがあります。
スライドアップは指を管体に対して押し滑らすよう動かし、少しずつ指穴をあけることで行います。スライドダウンは余り使う人がいませんが、その逆にすこしずつ指穴を閉じることで行います。
あまりゆっくりやるとねっとり粘着質な感じの演奏になってしまいますので注意しましょう。

タンギングについて
ホイッスルはイリアン・パイプスの流れを汲む(バグパイプにタンギングはない)のであまりタンギングを使いません。が、タンギングを使っていけないわけでもないし、プロもタンギングを使います。Brian Finneganに至ってはすべての音でタンギングするように指導してさえいます。
が、タンギングも上記の装飾音にさらにニュアンスを加えるというような用途で用いられることが多いです。
曲のアクセントの付け方などを意識して、タンギングをする場所しない場所を色々試してみましょう。
また、アイルランド音楽はメロディーの流れが重要な音楽です。あまり音がぶつ切りになるようなタンギングを多用するとメロディの流れがぶつ切りになってしまいます。基本的に軽いタンギングを心がけましょう。
タンギングは息の流れが早くなって音が裏返りがちになります。これを避けたい場合はタンギングせずに腹式呼吸でお腹の底から息の強さをコントロールしてアクセントを付けるようにしましょう。

 セッションに参加してみよう!

アイルランドで音楽はコミュニティの中で受け継がれてきました。CDと向き合って1人でやる音楽ではないわけです。
日本では色々なところでアイルランド音楽のセッションが行われています。演奏できるようになっていてもいなくても、是非セッションに行ってみましょう。静かによく聴く、というものセッションの大切な参加形態のひとつですから。
セッション参加の仕方を別ノートで書いてあります。

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