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【 国際教養大はオワコン 】

ライターさん(最終更新日時:2016/11/5)投稿日:

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秋田県に2004年に秋田県に開学した公立国際教養大学(AIU)。留学必須・英語教育などのふれこみで公立大としては異例の倍率を誇った。しかし、ついにバブルが弾け、2014年に志願者数が約29%も激減するという事態になった。これほどの激減は受験史上でも例がないほどの大幅な減少率である。学費は価格弾力性が意外と高いのだ。


【国際教養大志願者数】
・2011: 2249
・2012: 1965
・2013: 1971
・2014: 1414 ←激減

・2015: 1362

・2016: 1343 


田舎で周囲に何もない中でまともな人材が育つのかという疑問や、秋田県は人口減少が著しく今後財政難になり経営がきびしくなるということは前々から指摘されていた。リベラルアーツを標榜しているが専攻は地域研究とビジネスの2つしか専攻できない。我が国初のリベラルアーツカレッジの国際基督教大は約30の専攻があることに比較すると著しい差である。図書館は24時間開いているというのも宣伝されたが、蔵書は7万冊しかなく、田舎の図書館並みである。さらに問題は、国際教養大は英語教育に特化するあまり、卒業生のほとんどが県外就職という点だ。秋田県民の税金で、他県就職をする人の勉強~留学まで面倒をみるメリットはない。県議会によって国際教養大の予算はカットされている。


しかし、以上のようなデメリットだけでいきなり4割減というのは考えにくい。これは、学費値上げによるところが大きい。県外生の場合、初年度入学金は119万円で、明治大商学部が120万円なので1万円ほどしか差がない。多くの国公立がそうであるように、受験生が国公立を志望するのは学費が安いからだ。学費のメリットがなくなった途端に志願者が激減してしまったのだ。国際教養大は3日程用意し、札幌・東京など各地の受験会場で試験を実施しており、その運営費も多額だろう。受験料収入の減少はかなり大学経営にマイナスだろう。


【初年度納入金 】
・明治大商学:1,203,500円
・国際教養大:1,190,000円(県外生)
・国際教養大:1,049,000円(県内生)


2040年に秋田県の人口は半減する。あと20~30年にわたって国際教養大が安定的に経営できるのか、今後の動向に注意が必要である。受験生は進学する場合は立地・カリキュラム・学費などをよく考える必要がある。


●今後のシナリオ
2014年の志願者激減による倍率の著しい低下また、それによる偏差値の低下。また受験料値上げの周知により受験生の忌避傾向が強まる。結果、志願者のさらなる減少および質の低下。学生の質の低下による就職先の低迷。秋田県の人口減少率など考えると、2025~2030年頃には深刻に経営が厳しくなっているだろう。


●AIUのハリボテイメージ戦略

国際教養大の偏差値が高い、倍率が高いとマスコミは宣伝しているが、そうだろうか。他の国公立とは違い、日程が3日程あるので、すべて併願すれば志願者1人だが、志願者は3人とカウントできる。また、日程をバラすことで各日程の定員を減らし、倍率を高くみせることができる。3方式中、2方式は3教科と1教科の入試で、特定の科目だけが得意な受験生が受験することで偏差値を高くみせることができる。AO推薦率も他の国公立大に比較するとやや高い。図書館も24時間オープンなど宣伝しているが、蔵書はたった7万冊で大規模高校の図書室並みの蔵書数。イメージ操作によるハリボテ戦略に受験生などが気が付くのは意外と早かったようだ。


【私見】

学費値上げで3割も受験生が減るということからも、いかに受験生が学費に敏感か分かりますね。地方の田舎にポツンとあるような国公立大になぜ学費が集まるのか?単に学費が安いからです。学費3割値上げで、3割受験生減少なので、地方の国立大も私立大に学費を値上げすると、多くの中堅以下の地方国立大は定員割れでしょう。受験生に見放された大学を、学費を安くして温存する意味があるのか、私は理由が見つかりません。学費のダンピングで受験生を集めて、官僚の天下り機関を温存するのではなく、学費を国立も私立も同一にして受験生の自由な評価に委ね市場淘汰を促すべきだと思います。


※本記事は、地方公立大のあり方を客観的データに基づき記述したものであり、専ら公益を目的に書かれたものです。

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