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小説における視点、記述法について

ライターさん(最終更新日時:2011/10/20)投稿日:

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小説執筆者の質問が多いのでノートを作成。
ネットでの検索結果をいくつか調べた限りでは、
以下の分類がもっとも細かいと思われる。


用語説明
・地の文
小説において、台詞以外の部分を指す。
大別して情景描写と内面描写があるが、後者が存在しない記述法もある。
cf.三人称客観視点

・内面描写
登場人物の心的状態に関する描写。
記憶、感情、思考、感覚といった点の記述。

・節
空行に挟まれた文章の塊。「章」の下位分類。
たとえ1行でも、前後が空行なら節とみなして良い。


分類
A.一人称記述
B.二人称記述
C.三人称記述
C-1.客観視点
C-2.主観視点
C-3.神の視点

内容
A.一人称記述
一人称(私、僕、俺、など)によって地の文を記述する手法。
作文で使われやすいが、それは「自分が体験したこと」の記述だからで、
小説を一人称で書くことはそこまで簡単ではない(視点保持者≠作者なので)。
特定人物の視点による記述であることから、制限が多い。

人は、他人の心を直接知ることはできないため、
内面描写が行える対象は視点保持者のみに限られる。
視点保持者以外の内面描写は、表情や仕草などから、
間接的に行うことになる。「~と思っているようだ」など。
ただし、「テレパシーを使える」などの条件があれば別。

B.二人称記述
読者を視点保持者にする手法。あまり見ることはない。
上手く使えば読者を作中世界に引きこむことができるが、
のめり込ませることができないと読者が「冷めて」しまいがち。

「特定人物に宛てた手紙」という形式で進行する場合など、
一人称視点と組み合わせるバージョンもある。

C.三人称記述
三人称(名詞、代名詞)によって地の文を記述する手法。
同じ節の中で「何人の内面描写を行うか」でさらに3つに分けられる。

C-1.三人称客観視点
「誰の内面描写も行わない」三人称記述。
物理的な情報だけを記述することから、「カメラ視点」とも言われる。
情景描写に関しては制限がなく、俯瞰的に記述することができる。

C-2.三人称主観視点
「特定の1人だけ内面描写を行う」三人称記述。
視点という意味では、一人称記述に非常に近い印象になる。
情景描写は、その「特定の1人」を通した形でのみ有効。
たとえば、「曲がり角の向こう」などを書くことはできない。
他人の内面描写は、視点保持者の観察による間接記述になる。
「彼は青ざめた。恐怖を思い出したのだろう」など。

C-3.神の視点
「内面描写を行える人数に制限がない」三人称記述。
情景描写に関しても、客観視点と同じく無制限に行える。
便利そうだが、視点が定まらないため読者を混乱させがち。
つまり、「誰の目から見ているのか」が不透明になりやすい。

なお、「神=作者」と考えることもできる。
この場合、「このときの彼には知る由もなかったが」など、
本人さえ知らない内面描写を行うことができる。


補足
とりわけ日本国内の小説は、大半が三人称主観視点である。
海外の作品では、神の視点によるものも少なからず見られる。

ただし、三人称主観視点を想定しているつもりでありながら、
結果的に神の視点になってしまった、というパターンもある。
多くは、視点切り替えのタイミングが原因と考えられる。

私見だが、こうした記述は作品全体で一貫する必要はない。
節が違えば、記述法を変更しても問題はないと思われる。
事実、節や章で記述法や視点を変える作品は少なくない。
いわゆる「群像劇」は、視点変更を多用する最たる例だろう。

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