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ルーメン、ルクス、カンデラの違いを普通の言葉で説明すると...

ライターさん(最終更新日時:2017/3/18)投稿日:

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 近年のライト類(懐中電灯、ランタン、電球など)は、全般に 『ルーメン』 という単位で性能表示をするようになってきました。この意味を知らないという人も多いと思います。かと言って、正しい説明を聞いても意味が解らない人がほとんどでしょう。

1ルーメンとは・・・・全ての方向に対して1カンデラの光度を持つ標準の点光源が1ステラジアンの立体角内に放出する光束 by wikipedia


 はい、さっぱりわかりませんね。^^;

 最初に一つ確認しておきましょう。それは、『ルーメンは明るさの単位ではない』 という事です。ここを押さえないと、いつまでも誤解したままになります。ネット上でルーメンの説明を目にする事があると思いますが、『1ルーメンはこのくらいの明るさ』 と表現している物は全て間違いですので覚えておいてください。

(明るさの単位は 『ルクス』 ですね。昼間、外は明るいですね。夕方は薄暗く、夜は暗いですよね。家の中では、明かりを点ければ明るくなり、消せば暗くなります。これが、ルクスで表す 『照度』 です)

 
ルーメンとは 『光束』 の単位ですが、光束って何?という感じですね。ライト類におけるルーメンとは、解り易い言葉で表現すれば

どれだけの光を出すのか、その総量

です。どこかに英語でLight Output と書かれているのを見ましたが、この方が日本語の光束より解り易いですね。

 ここに懐中電灯とランタンがあり、ともに100ルーメンだったとします。出す光の総量は同じですが、では、どちらが壁を明るく照らせるでしょうか。

 この場合、普通は懐中電灯の方が圧倒的に壁を明るく照らせます。その理由は、
100ルーメンの光を360°全方位に拡散させているランタンに対し、懐中電灯は100ルーメンの光を前方に集めている(たとえば30°の角度で円形に照射している)からです。しかし、壁は明るく照らせても、懐中電灯にはその周辺や後ろを照らす事は出来ません。トータルでは同じ光の量でも、使い方が違うというわけです

 このように、ルーメンは明るさの単位ではありません。

ポイント

  •  上記の壁の明るさはルクスで表せますが、ライトを壁に近づければ明るくなり、壁から離せば暗くなります。つまり、測り方次第で数値が変わってしまいますので、ライトの性能表示に用いるのは大変です。

  •  懐中電灯などでは照射角度によっても変化しますし、中心部だけが明るい物や均一な光を出す物などタイプも分かれます。懐中電灯の場合、ルクスの数値は最も明るい一点のみを測って表示するのが一般的であり、やはり性能表示に適しません。

  •  逆に、シーリングライトなどは 『テーブル上の明るさ』 などを示しますが、ライトからの距離や配光などがバラつかないので、ルクスの数値が性能表示として役に立ちます。

注意

  •  某ライトメーカーの説明に、『1ルーメンは、点灯したロウソクを1メートル先に置いたときの手元の明るさが目安のひとつ』 と書いてありました。もちろん、これは間違いですね。ルーメンの説明に距離など出てきませんし、ルーメンは明るさの事ではありませんので、特に懐中電灯においては 『1ルーメンの明るさの目安』 など存在しません。何ルーメンであれ、明るさは懐中電灯の設計次第です。

 最後に 『カンデラ』 ですが、これは 『光度』 の単位です。もっと解り易い言葉で表現すれば

光の強さ

です。英語では
Intensity のようですが、これも日本語の光度より意味を理解しやすいように思います。ロウソクの炎が1カンデラ(キャンドルの事)だそうで、これがルーツですね(この話から、上記の某メーカーの誤った説明が作られたのでしょう)。

 
最初に紹介したルーメンの定義に 『全ての方向に対して1カンデラの光度を持つ』 という部分がありましたが、この表現からもカンデラの概念が伝わると思います。(面積当たりのカンデラ(cd/m2)を 『輝度』 と言いますが、これは 『まぶしさ』 と表現する事が出来ます)

ヒント

  •  ある電球が100カンデラだったとします。電球の どの部分も100カンデラです。この電球の半分を黒く塗りつぶしたとすると、黒い部分は0カンデラなのですが、黒く塗りつぶしていない部分は相変わらず100カンデラです。

  • (電球の半分を黒く塗りつぶした事によって、ルーメンの数値は当初の半分に減ったと見なせます)

 ルーメンの数値が同じなら、照射角度が狭い懐中電灯ほど光は強くなり、カンデラの数値は大きくなります。多くの懐中電灯では、中心の最も明るい部分が測定対象ですが、やはり
一点のみしか示さないので、カンデラも懐中電灯の性能表記としては不十分ですね。ただしランタンでは問題がないのでカンデラ表記が多かったと思います(最近の物はルーメン表記だと思いますが)。

_____________________________________________________________

 なお余談ですが、
一般家庭用(1000円くらいの大手家電メーカー製)の懐中電灯は5~30ルーメンほどです。少し上の価格帯になると、最近は50ルーメンや100ルーメンくらいの製品も出ていますが、100ルーメンの懐中電灯を初めて手にした人は従来品との差にきっと驚くでしょう。日常の使い方では、50ルーメンもあれば十分です。

ポイント

  •  現在、懐中電灯は趣味のジャンルの一つになっています。コレクターがいて、そのための商品を出している専業メーカーも存在します。それらの製品は大変高性能で、数百ルーメンから1000ルーメンを超える物もあります。元々モデルガンなどと同じジャンルの物(ミリタリーグッズ)なので、暗闇で見えないように黒塗りだったり、何をしても壊れないような頑強な合金製だったり、目つぶし用の高速点滅モードを搭載していたりします。

  •  懐中電灯としては無駄に高価な上、日常で使い易いとも言えない面があるので、あなたが普通の人なら 『お金を出す前に冷静に考えて決める事』 をお薦めします(笑)。

 日常ではなく、登山やキャンプといったアウトドアでは、趣味性の強い強力なライトが役立つでしょう。
ただし、ネット通販で見かける無名ブランドのライト関係は、スペックを鵜呑みにしないよう注意してください。100ルーメンも出ていないライトが500ルーメン、あるいは1000ルーメン以上を謳う例も珍しくないようです。多くは値段に見合わないスペックなので最初から怪しいです。うっかり買ってしまうと、***ルーメンの明るさを間違って覚えてしまいます

注意

  •  個人のブログやAmazon のカスタマーレビューなどで、『照度計(ルクスの数値を測定する機械)で測ったら、200ルーメンの懐中電灯と同じだった。よって、このライトが300ルーメンというのは信用できない』 といった内容の投稿をたまに見かけます。

  •  しかし、上記の通り光をどう使うか(配光)で全く違ってくるので、異なる懐中電灯のルクスとルーメンに相関関係はありません。ルーメンの数値が同じ懐中電灯同士でも、少し配光が異なるだけでルクスの数値は大きく差が出たりします。懐中電灯の照度を比較しても、光束の目安には全くなりません。(目安になると思うなら、まだ正しく理解していない証拠です)

  •  ルーメン、ルクス、カンデラの単位を自動で換算してくれる便利な計算サイトなどもありますが、照射角が判れば変換可能と思わないようにしてください。変換できるのは、あくまでも 『完全に均一な配光の場合のみ』 であり、現実の懐中電灯は配光が一つ一つ違います。

 では何を信用すれば良いのかという事になりますが、FL 1 Standard の記載があるスペック表示かどうかを確認してください。この記載があれば、怪しげな自社基準ではないと判ります。
 白黒FL 1 Standard小.png

懐中電灯の使い易さは、明るさより配光

  •  趣味性の強い懐中電灯の多くはリフレクターを使ったタイプで、明らかに遠距離照射向けとなっていますね。明るく照らす部分(リフレクターによって集光している光、中心光)の角度はかなり狭くなっており、1m 離れた壁を照らして直径は10~15cm ほど(※モデルによる)にしかならない事が多いです。ライトのルーツを考えれば当然ですが、日常使用に適してはいません。

  •  リフレクターだけでは上記のようになりがちですが、レンズを装備していて広い角度で均一な光を出せるタイプもあります。日常使用(一般家庭用、近距離照射)では、やはり広い角度を照らせる方が良いでしょう。1m 離れた壁を照らしたとき、光の直径が1m に近い、またはそれ以上になる物もあります。ただ、レンズにコストがかかるため、積極的に作るメーカーはまだまだ少ないと言えます。また、中には 『レンズを使って集光している』 物もありますので、購入時は注意が必要です。

  •  リフレクタータイプで日常使い易い懐中電灯を探すなら 『ルーメンの数値に対して飛距離のスペックが低めの物』 を選ぶと良いでしょう。その方が多少なりとも広がりのある中心光になっているからです。

  • (なお、飛距離光の到達距離)はFL 1 Standard の性能指標の一つですが、ここで示される数値(m)はカンデラの値から推測される計算値であり、本当に距離を測っているのではありません)



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