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墓相 「お墓の知識」

ライターさん(最終更新日時:2012/10/9)投稿日:

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お墓について


某CMでは
なんでそんな人事なん?
なんでも人事やね
あんたと一緒のお墓には
入りたくないわ


 「キンチョー」のCM「コバエがポットン」商品編にて、子役の加藤珠希(カトウ タマキ)6歳さん。の名演技が光る秀逸なCMです…・・・。

 さても、”あんたと一緒に入るお墓”というのは、いつごろからの事なのでしょうか?

墓相・五重塔01

 


 お墓の起源は遡れば、新石器時代の中国の仰韶文化(紀元前5000年~紀元前3000年)に属する西安の半坡村遺址には既に求めることが出来ます。
 遺址の発掘調査により、成人はすべて村の居住地を隔てた北側の共同墓地に葬られ。埋葬は頭を西に向けての仰臥伸展葬のほかにも、伏臥葬、屈葬の例もあり二次的に改葬されているものが5例認められる。
 また、250に及ぶ墓葬の跡のうちでも小児は甕棺に納められ居住地内に葬られる。この76個のうちの一つには装身具をつけた形で治められ四方を板に囲まれた矩形方の坑に収められていました。


 かようにしても
 古い原始信仰の中にも”葬”という儀式の萌芽を垣間見ることができます。
 現代の様式が日本において徐々に庶民にまで広まったのは江戸時代からですが、古くは村単位で会葬している場合も多く庶民が個人墓として盛んに建立するようになったのは明治のころからでしょう。
 もっとも、広まったとするなら戦後からの高度成長期において、市町村単位での大規模な墓地の造成が行われるようになってからでしょう。





はじめに


 「人生の先天運は父母の陰徳行為で決まり、
                 後天運は自己の努力で決まります」



 およそ、人の生において欲望の過多にかかわらず、自らの栄達や一族郎党の家運の繁栄を願わないではおられないでしょう。

 繁栄の証は富か名誉か?! 
 欲望のままに私利私欲を言い出すときりがないものですが、最低限としてはなんと言っても家族一同健康で相続人が頼もしければ言うことはないと思います。
 親子や夫婦が不仲であったり事毎に健康を損なうようでは、そもそもとして”お家安泰”とは申せません。

 しかし仮に、巨万の富を手に入れて贅を極めた生活をしていたとしても、果てさてコレだけでお家の繁栄と言えるでしょうか……。
 たった一代で財を成し富と名声を手中に収めたとしても、自らは糖尿病や通風などの生活習慣病に悩まされ、あげく子供や孫の代で落ちぶれてしまっては、まさに「槿花一日(きんかいちじつ)の栄(えい)」に終わってしまうでしょう。

 家族が仲良く健康に恵まれて、笑いのある生活を営むことが出来ているのならば、それこそが本当の繁栄ということでしょう。

 先祖代々、子孫の永続を願う。
 長久の繁栄は誰しもが望むところですが、なかなかにしてご縁が続かずに血統が絶えたり絶家する場合も少なくありません。


 そこで、墓相の第一人者の松崎整道先生は、子孫が長く繁栄するには、その家の基であり、相続のものである墓を持たねばならないと説かれました。
 在世中は全国にわたって「墓と家」の関係の統計をとって研究され、信仰的にも墓の重要性について結論を得たといわれております。






墓相の歩み


 人は、なにかと形あるものには””を見出すものでして
 形があればなにかと言い募ることが多いようですが、豪華であれば「福相」、さえない様子だと「貧相」などと、とかくなにかと付けたがるものです。
 人であれば人相や手相、骨相など、家なら家相というように、お墓にも相はあるものです。


 体系的に近代の墓相を研究した人物となれば、『松崎整道』氏が祖といえるでしょう。
 縁あって松崎氏は、宗教家であった「中山(多田)通幽師」と出会い。墓参りの重要性を広めるために『徳風会』を組織して墓相の研鑽をかさねられ、それを元にした墓相の建立方法を提唱されます。


 その教えを受け継ぎ発展させたのが松崎氏に師事され同時期に活躍された『竹谷聰進』氏です。
 竹谷氏は「徳風会」を全国に広めるとともに出版社を設立され、暦や墓相の本などの関連本を上梓されます。
 また、このことをきっかけに墓相が一般に認知されだしていくことになります。
 1963年に初代『竹谷聰進』氏はお亡くなりになります。
 そのあとは子息の竹谷善夫氏(1932年~2006年)が二代目「竹谷聰進」を襲名されて墓相の研究を継がれます。当代は三代目『竹谷聰進』、竹谷嘉平氏(1964年~)


 また、松崎整道師の高弟の一人である川舟喜太郎師(~1965年6月12日)の教えは、半田和久師 (~1982年10月16日)、寺崎清純師 天台真盛派滋賀県近江八幡市西来寺に受け継がれ現在に至ります。


 祖ともいえる中山(多田)通幽師は、各地の無縁仏を建立したりと墓地の荒廃を救う活動を精力的に行いました。
 その教えを受け継いだ松崎整道師は、無縁仏の合祀や地蔵奉流などをおこなう「徳風会」をつくられました。
 また初代の竹谷聰進氏が京都の「徳風会」を受け継ぎ、高弟の半田和久師が大阪などの一部の「徳風会」を「法報会」に改組し、現在は寺崎清純師が受け継いでおられます。

 どちらの会についても墓参りの大切さを奨励するもので、仏教のお墓を推奨する以上は多少の宗教(仏教)は否めないとしても基本行事は墓参、地蔵奉流などを行っての陰徳を積む活動が主眼に置かれております。



bosou005

 





墓 相


理想的な墓相

 理想的な墓相とは、環境、地相、吉相の墓石、敷地内の建立の適所などを示します。

 しかし、先祖のどの方を、どのよう場所に、どういう配置や石塔・卒塔婆でお祭りして建立するべきなのか、ご家族が違えばおのずから代々のご先祖の形がございますから、なにかの隣近所をまねて形だけ整えれば事足りるということではございません。

 新しい墓所を立てられたり、今までの墓地を改修したりとするときには、各家にちなんだご縁がございますので前もって十分に検討を重ねることが大切です。

 また、現在の墓相が悪いからといって墓石の向きを変えたり、ネコ足の墓石を取り払ったり、コンクリートの敷を取り払ったり。はたまた樹木を伐採したりしては余計に不幸を招くおそれがあります。
 お墓のことは相続人に当たるご長男が行うべきもので、嫁の生家だとか親だからと余計なことをしだしますととたんに誤ることとなります。

 何かを真似れば済む話ではありませんので、墓相からはかえって危険が伴う場合もあり決して好ましい事ではございませんからくれぐれも軽率なことはご注意ください。



 昔は墓所や参道を障れば死人が出ると恐れられ、ただお彼岸に御参りするだけということもありました。
 墓所を障れば”祟る”とはいっても、昨今では一笑に付す向きもあります。だからといって、科学的な知識で迷信扱いにすれば何事も上手くいくということでもございません。平素のご先祖の回向供養を心がけていただければ幸いです。



 だからと言って、お墓だけが”如意吉祥”に作用するものではありません。
 その方のお心がけが周りの人々に感応し原動力となるのは言うまでもありません。

 非常に優秀なスポーツ・カーがあっても、それだけでは何事もおきるハズもありません。車が優秀でもドライバーがいなければ話になりませんし、最適なレスポンスを生み出すには優秀なドライバーやメカニックの存在なかりせば、常にあらゆる局面で最高のパフォーマンスを発揮し続けることは出来ようはずもございません。


 同じように、お墓が吉相でよくても、草生して苔まで生しているようでは何のことやら解らないことになります。
 よく墓参して回向供養につとめる心がけこそが大切なので、コレを怠ってはいけません。
 いろいろな問題の帰するところは、お墓の吉凶に起因するものとして、お墓の因縁ほど家運を左右するものはないとするところです。





法名(戒名)の吉凶


 法名とは、人々が在世中に帰依されて。例えば浄土宗ならば五十相伝、禅宗なら十重戒禁、天台宗・真言宗などは授戒灌頂により戒律を授けて、本尊に結縁させて戒名を授与するものです。
 そのように仏縁に恵まれることは仏教徒としては最高のご縁ではありますが、そのようなご縁がなかった場合は檀那寺の僧侶が壇徒の因縁を授けて法名(戒名)を授けて葬儀を執り行います。
 宗派によって法名(戒名)の形態は異なりますが、まずは法名(戒名)の吉凶を言うよりは僧侶が専門家であることです。


法名(戒名)の文字

 家系を調べていくと何らかのつながりがあると思われる文字はいくつかあります。
 まずは基本はしっかりと踏まえることが重要になりますから、六道の天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄とあります。
 戒名をつけて御仏の元に参るということは人間以上に限りなく近づくということですから、まずは俗名をそのまま法名(戒名)につけるというのはよくありません。
 俗名の一字を取り入れて法名(戒名)をつけるのは最も良い付け方になります。


 また、人間界よりも下界になる畜生の字を入れないのが常識です。
 ですから龍太郎などの場合は”竜” ”龍”という字を使わずに”隆”にするほうが好ましいでしょう。
 ”明・浄”は男性に、”室・妙”は助成に使うのが正しく。”刃”などは血を見て死んだ人に多く成仏の法名(戒名)とは申せません。


 最近では、法名(戒名)の吉凶を申すことも多くなりましたが、事実無根に起因するものも多いです。
 家系を丹念に調べていくと”了”という字が法名(戒名)にあると家運が低調か陰気なように見受けられるようです。
 また、数字が法名(戒名)にはいると短命の傾向が見受けられますので、あまり好ましい法名(戒名)ではないでしょう。


 法名(戒名)として避けるべきは”了”という文字と”刃”などの常識から外れた文字を使用すること。俗名をそのまま数字入りは遠慮するのが好ましいでしょう。

 しかし、今現在あるのをみだりに変更するというのもあまり良くありませんので、良の字に変える作法を依頼し法名(戒名)を再び授けていただければよろしいでしょう。


ポイント

  • 位号の意味
    水子(児)・水女  胎児で妊娠7ヶ月までに流産・死産の性別判明が不明な子。
  • 嬰子(児)・嬰女  出産後、人見知りの出来ない幼子。生後8・9ヶ月くらい
  • 孩子(児)・孩女  人見知りする幼子。2歳半くらい。
  • 童子(児)・童女  喜怒哀楽など善悪がわかる子。15・16歳くらい。
  • 信士・信女     在世中、五重相伝、十重戒禁、授戒などの仏縁が無い人。
  • 居士・大姉     在世中、五重相伝、十重戒禁、授戒などの仏縁が有る人。悟道の人
  • 禅定門・禅定尼  在世中、五重相伝、十重戒禁、授戒などの仏縁があった人。悟道の人
  • 大徳・大姉(法尼) 石塔の場合、僧侶で寺族として祀る場合につける。
 




お墓はいつ立てるべき

 はかなくも、死人が出て火葬した場合は四十九日も過ぎれば、木卒塔婆を建てて納骨します。
 石塔は一周忌に建立するのが常道です。一周忌を過ぎた仏の石塔はいつ建ててもよいです。

 夫婦の一方が死去。一方が存命ならば赤字で存命者の法名(戒名)をいれることはかまいません。
 父母の一方が離婚していても相続人は離婚した片親が死去した場合、事情の如何にかかわらずその身を貰った因縁がありますので、自分の宗旨で檀那寺で法名(戒名)をもらって祀ります。お骨は入れないから貰いに行くことはいりません。こうしておかないと子孫(夫婦のご縁)の縁が薄くなります。

 方位、日にちの良否について松崎整道師の教えでは、墓地は聖地ですから、住居との方位。墓地敷地建立の着工日、工事日などは特段の関係はありません。
 しかし、四季の土用の期間は除いておいたほうがいいでしょう。





先祖の祀り

 正しくお祀りするというのは自分に跡目を託した先亡、つまり自分が回向供養しなければいけない当家の先祖をさします。

 古い御家なら初代からの先祖先亡。分家の三代目ならば初代の祖父母からの先亡を祀ります。
 仏壇でお祀りする場合、位牌や過去帳に記載して回向します。

 もしも、あなたが嫁いできた妻の立場ならば、生家の先祖を過去帳に記入したりはせず。ノートや手帳に記入し、毎日当家の先祖を回向した後に生家の〇〇家先祖代々と、自分の現世での両親・祖父母(生まれる前に亡くなっていても同じようにします。)はもちろん法名(戒名)・命日を唱えます。

 春秋のお彼岸には、当家の先祖・先亡と同様に、それ以前の先祖の亡霊の方々も紙に書いて本山や寺社で回向供養をすると良いのです。


同居の他家の仏

 分家した人や、他家へ養子嫁入りした人、母の里の親類縁者も他家の仏になります。
 他家の仏の位牌や過去帳に記入しますと、その心がけに反してその家は物心ともに物入りとなります。

 しかし、そういう状況にあっても今直ちに他家の仏を過去帳から消してしまうということはしてはいけません。
 生きている者と同じように客人を篤く寓するのです。他家の仏を篤く寓して、寺社にその該当する方の命日・法名(戒名)・俗名を書いて永代祠堂を依頼します。
 その後で、過去帳から除いてノートなどに記載し、親類縁者の仏として春・秋の彼岸に供養するのです。

 特にご自分の祖先先亡をおろそかにお考えになると家運長久は望めないのです。





先亡の調査と整理

建立に当たっては、まずは自分が祀らなくてはいけない責任のある仏を入念に調査することが肝心です。責任のある仏を忘れてはまさに「仏作って魂入れず」のとおり、家運が開けることは望めません。
丹念に調べても不明なときは別です。


家系図の作成

〇本家の場合は、戸籍謄本・除籍謄本を遡って調べます。
だいたいは、明治初年から江戸時代の安政の年代ぐらいまでは遡れますが、その前の年代は戸籍だけでは難しくなります。

〇古い墓石の文字を写す。

〇仏壇の過去帳を調査する。昔からの檀那寺を訪ねて調べます。
転居などで檀那寺が解らない場合もありますが、明治初期の戸籍は檀那寺の書類からの写しからということも有るので、戸籍に檀那寺の名前が記載されていることもあります。
そのほかに古い親類縁者を訪ねて聞くなど。

〇あなたが分家された場合。現世にお会いしたことがあるのなら祖父母、すでに両親が存命でないのなら没年月日・享年・法名(戒名)・何家の何男・何女などと書く。

〇現存者は赤字で、死亡者は黒字で記入していきます。

〇子供の仏があれば同様に記入していきます。流産であっても性別が判明しているときは子供の仏として扱います。

 家系図を基に祀る仏かどうかを調べていき墓の建て方が決まります。





環 境


 墓は陰のものですから墓地は必ず陽の地にしなければなりません。
 ということは、午前中の日差しを受けなければいけません。方位からすれば東から東南・南の向きが最高の条件を備えた墓地ということになります。
 将来、墓がいっぱいになることを踏まえて五輪等や宝篋印塔に合祀して整理しますが、第2の墓地を求めてもかまいません。

 石塔は後世の方々が入る場所の有る限りそのまま50年、100年でも動かさずに供養されるのが望ましく吉相でもあります。
 墓地の入り口は、敷地の中心から南、東、東南の正位線は避けて片方に寄せます。南入り口なら東側に、東入り口なら南寄りにします。


 墓地が一杯になってしまって整理するときは、50年以前の仏は塔に合祀します。
 しかし、50年経つた仏は必ず塔に合祀しなければいけないということではありません。そう度々に合祀してしまうのは墓を障り続けることになり凶相の基です。
 お墓は先祖であり仏でもありますが、人でもありますから無闇に弄んではいけません。


 墓地の相は大体は家相や地層に準じます。
 ですから、敷地の一角が欠けていたり、三角形の墓地などは凶相になり家運や相続人が安定せずに栄えるのが困難です。
 敷地(墓地)の広さは各人の都合もありますが、最小で1聖地(畳・半畳程度。90センチ四方。0.81㎡)ですが普通は4聖地(2坪程度)は要るかと思います。子孫の繁栄を考えるなら長方形で20聖地(およそ5坪)から8坪程度の広いほうが良いです。





地鎮祭・改葬・納骨・開眼法要

地鎮祭

 仏教では「地勧請」(じかんじょう)ともいいます。既設の市町村の公営墓地なら大抵の場合は地鎮祭は済んでいると思います。
 山林や田畑を新たに造成して墓を建立する場合は、神官や僧侶に依頼して執行するべき事柄です。
 地鎮祭が済んでからしキチンの造成を行うのが順序です。四季の土用は避けること。
 一応は確かめておいたほうが安心ではあります。


改葬・納骨

 墓地が完成した上で尊霊ならびに御骨を迎えます。旧石塔婆は住職にお願いして撥遣作法(はつけんさほう・お正念抜き)をしていただき、よく祀られている無縁等に合祀するのが吉法になります。
 撥遣作法を済ませてからお骨を取り出しますが、日光に当たらないように傘や黒い布などで陰になるように取り計らってください。それから新しい墓石の下に治めて開眼は出来るだけ日時を置かぬようにするのがよろしいでしょう。
 樹木でも植え替えが早いほうがいいのと同じく、いつまでも宿なく野宿させているのと変わりません。
 遠隔の場合はお寺に一時預けておいてもよろしいです。


開眼法要

 新しい墓石に魂を入れるのが開眼法要(かいげんほうよう)で、檀那寺か寺院に依頼して営みます。
 供物は各地方の風俗・風習や家々の作法などで異なりますが、参考までにおおむねは、墓石を水で清めて、香華、浄水を手向け。

塩(一握り)
洗米(一握り)
海のもの、昆布、わかめ、ひじき、海藻類。
山のもの、高野豆腐、しいたけ、栗、山の芋などの類。
里のもの、かんぴょう、ゆば、野菜、果実、菓子などの類。

 あえて、供えるのにふさわしくないのは同じような乾物でも、するめ、鯛などの魚介類は禁忌です。
 仏法事で物の生命を立つことが明確なものは遠慮するのが当然です。
 お餅などは良い供物になります。
 開眼法要はその家の最大の慶事といわれています。





よいお墓、悪いお墓とは


 良い墓相という前に、何と言いましても常日頃からの墓参が一番大切です。
 供花の枯れることもなく、敷地の箒目が立ち、回向供養の行き届いた墓地は子孫の誠意が形となって顕れた生気あふれる姿といっても過言ではないでしょう。
 このような家だと、墓相を云々かんぬんする以前に栄えることは必定なのです。


 墓相が病とするのなら、日ごろの墓参は養生です、少々のことでも養生すれば大事に至らないことは言うまでもなく。墓相が運だとするのなら墓参に精進されるのは運勢だということです。


 吉相の墓とは姿かたちよりも、まずは親の墓は子供が建て、子の墓は孫が担っていくものなのです。それに加えて父母や祖父母、先祖・先亡を祀る石塔婆の形態と並べ方、誰の墓を誰が立てるのかの違いが如実に家の運勢に影響するのです。




墓相001


良い墓の相

 良い墓の相とは、まず墓石が竿石(さおいし)・中段・下段の3つから成り立たなければなりません。

 竿石は法名(戒名)を書く石のことで、子孫の有無や寿命の長短に関係があります。
 中段の石は、事業・家業の盛衰を表します。
 下段の石は、財産の有無や維持の長短を示します。

 土の質は草木の生えるの土がよく、草が生えたら取り除くのが子孫の勤めです。


悪い墓の相

 とりもなおさず、いつ参詣したのかもわからない様子で水も花もなく、あるいは供花は枯れ果てて敷地一面が草で覆われて、見るからにさびしく子孫に棄てられたのかがわかる哀れさを誘うお墓があります。
 これでは、いくら吉相だろうともいけません。

 悪い相とは、お金持ちだろうとも豪壮なものや、あっと驚くような風変わりのものはいけません。
 石の質も軟らかいものはいけません。昔は神戸で採掘される御影石(花崗岩)が最高級のものとされており、また相から言っても吉相です。しかし、外国産の石は不吉とされていますが昨今は中国産のものがポピュラーになっていますので御影石(花崗岩)に準じたものならばかまわないでしょう。
 墓石の形も近頃は注文に応じてさまざまなものがありますが、自然石や奇抜なものはやはり凶相です。

環境、地層を第一にして、広い敷地に小さめに質素に石塔を立てて篤く祀ることが肝要であり、また唯一無二の最善の方法です。



石塔

 石塔はただの石の塔ではございません、皆様の先祖であり仏であり人でもあります。
 植栽も植木鉢に根がいっぱいになれば成長しませんし枯れたりします。そのように墓地も墓石でいっぱいになると、不思議なことになかなかにして相続に支障をきたすようになるものです。
 たかが一基の石塔というなかれ、石塔とは魂のよりどころとしての証拠としていることを思わずにはいられません。墓も形ある以上には供養を怠ってはならないと広く皆様に知っていただきたいことです。



巻石

 お墓の周囲を土留めするため、また境界として巻いてある延べ石のことを「巻石」といいます。
 この、巻石の高さ厚さも家の運勢に影響を及ぼします。
 巻石が厚かったり高ければ、財産や金銭の状態が悪くなります。人が見るよりも内情が思わしくないことになり、どちらかといえば浪費の傾向が強く出るようです。




入り口

 墓の敷地には必ず入り口が必要です。入り口のないところも多々見受けられますが、敷地の大きさに合わせて作らないといけません。
 また、入り口から真っ直ぐに石塔に向かうようにしなければいけません。石塔が南向きなら入り口は北向きに、石塔が東向きなら入り口は西向きに入るように作らないといけません。
 入り口と石塔の向きが違うと、親子間でのすれ違いなどの凶となって顕れます。



地蔵や観音の尊像

 幼子や未婚の娘さんで、はかなくも短命の生涯を閉じられた場合は特に手厚く葬ることが大切です。
 一家から短命者を出すことは、何事かのお祀りを忘れた仏があるということで、回向や供養を催促しているようなものなのです。ただ医師が悪いとか家族が悪いとかの問題にせずに、モノにはすべて原因とご縁、その結果の3つが折り重なっているものです。
 それは皆、ご縁であり原因の一端は仏の祀りがおろそかなのではないでしょうか、そのような順縁でない仏は、特に地蔵や観音の尊像を造立して功徳を蒙るように、追善のために仏像の石塔が良いとされています。
 普通の石塔になさると出費や浪費を招きやすくなります。




墓相002
 代々の夫婦墓を理想として、古いご先祖を向かって右から順に左に並べて建立し、水子や早世の子供は代々の墓より別に右の手前に祀るのが良い。










無縁塔の建立


 故・松崎整道先生は、生前から

 『およそ世の中で「鰥寡孤独(かんかこどく)」この4つほど気の毒な不憫なものはない。』
鰥寡孤独(かんかこどく)=男やもめと未亡人。孤児と子の無い老人。


 といっておられたそうです。
 なかでも老いて養う子がいないもの、幼くして養う親がいないものをさしておられたようですが
 死後においても祀る者がいない仏、無縁となった仏はなんとも気の毒なものはありません。

 そもそも、松崎整道先生が指示された中山通幽師は無縁仏の建立に尽力された方であり、荒廃した念仏寺の復旧につとめられました。
 松崎整道先生が興された「徳風会」が篤志を集められて無縁塔や如来塔の建立し手篤く祭祀回向されることを推奨されるのは自然な流れであるといえます。


 無縁仏と聞けば魔物のように思えて逃げたくなると思います。
 しかし、無縁仏の供養を行うことに勝る大きな功徳を積む事になるものは無いと思います。無縁仏と聞けばためらいがちでしょうけども、これこそが陰徳を積むこととなれば抵抗は少ないでしょう。

 もしも、何かあったのなら先祖のお墓参りと無縁仏の供養を7日間と15日間。成就の祈願をされることもよいことです。





risu001

 








祖宗の徳澤は問はば、吾身に享くる所のもの是なり。
當に其の積累の難きを念ふべし。
子孫の福祉はと問はば、吾身の胎す所のもの是なり。
其の傾覆の易きを念ふべし。
「菜根譚」

幸せを求める人は多い、求めずして造ることが大切である。
ひとえに、富貴貧財な心の宿運を覚るべきである。





著者:半田和久「家運の吉凶とお墓の知識」。著者:竹谷聰進「先祖の祭祀と家庭運」。ほかwebを参照しました。写真は著作権フリーのものを使用させていただきました。

私なりに墓相の本、お墓の建立を思い起こし墓参の大切さを書き連ねたものです
信仰や宗派、全国の土地の風習や習慣などを皆様が信じておられる宗派・信仰その土地の仕来りに従っていただけるなら幸いでございます。
墓相の細かな点は省略させていただきました事はお詫びとお断りをさせていただきます。






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