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学校の授業にディベートを導入するための考え方

ライターさん(最終更新日時:2013/9/10)投稿日:

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はじめに ~ ディベートにどのくらい取り組めそうかを考える ~

学校の授業でディベートを導入しようと考えている先生方に、「まずは大枠から考えてください」というアドバイスをさせて頂きます。
以下、ステップ1~ステップ4の手順で、授業の構想を立ててみてください。 

ステップ1 「達成目標の基準を定める」
 (1が易しく、3が難しい)

  1.  「ディベート」というやり取りがあることを知ってもらう
    この場合、ディベートについての予備知識を伝え、ディベートの様子をビデオ等で見せるか、或いは先生方等がモデルディベートを実演します。
    後は、感想等を提出してもらうだけです。
    1~2時間で終了するでしょう。
  2.  ディベートを体験してもらう
    この場合は、立論から反駁まで、全てが原稿になっていて、それを読むだけでディベートが体験できる「シナリオディベート」に取り組んでもらいます。
    初回はシナリオをそのまま読んでもらうのがいいのですが、2回目以降は応用として「そのシナリオは自由に改造していいですよ」とすると、意欲のある子は改造しますし、そのまま読んでもディベートとしては成立します。
    普通は1.の後にしますので、必要なのは3~4時間です。
  3. 生徒たちに立論をつくってもらって、それで試合をする
    上2つと違い、授業時数や期間が取れる場合でなければ、そう上手くはいきません。
    ですが当然、高い教育効果が得られる貴重な体験となるでしょう。
    5時間以上は必要と思われます。「総合的な学習の時間」で3ヶ月13時間という実践もあります。

ステップ2 「誰がジャッジをするのかを決める」

  • 生徒の場合
    「シナリオディベート」等では「マイクロディベート」と言って、多数の試合が同時展開されます。すると、生徒自身がジャッジができなければ、やりっぱなしのディベートとなり、教育効果は半減します。
    生徒にジャッジを担ってもらう場合には、まずは“どのような議論が小さい議論か”(=「起きない」×「価値(インパクト)が小さい」)を教え、それとは逆の議論が大きな議論であると伝えるといいと思います。
  • 教員の場合
    当然、ディベートの経験者だったり、ディベートの講習を受けたことがあるなど、「ジャッジができる」という見通しがあってのことだと思います。
    ただこの場合には、ディベートに取り組む生徒たちに、判定基準を明確に伝えておくことが大切です。
  • 外部からジャッジができる方を招く場合
    最終的にクラス対抗の試合をするなどです。
    『全国教室ディベート連盟』の、お近くの支部に問い合わせすることをお勧めします。( http://nade.jp/aboutus/contact.html )

ステップ3 「生徒にリサーチをさせる時間を確保できるか否かを見定める」

  • 学校のコンピュータ室等を活用してリサーチをする活動を組み入れるか否かを考えてください。
  • リサーチを宿題にしても、実際にリサーチができるか否かは違いますので、その場合には「リサーチをしなくても議論が構築できるディベート」をすることになります。

ステップ4 「論題を決める」

  •  《※重要》ニュース等での話題を参考に、教員側がやらせたい論題を選ぶと、往々にして上手くいきません。以下、2点に注意してください。
    A.ディベートの論題選びで一番大切なのは、肯定側と否定側の双方に一理ある、議論のバランスが整った論題を選ぶことです!
    #参考: ディベートは“論題こそ命” http://debate.on.coocan.jp/d-stairs/06.html
    (ディベーターは、論題を選ばずに、何でもかんでも議論をするわけではありません。)
    B.正しいか否かを争う事実論題(例:「幸せはお金で買えるか?」「努力は報われるか?」「日本人は働き過ぎか?」)は、定義が一致せずに議論がかみ合わない場合が多く、実は子どもたちにとっては難しいのです。
    是非、政策論題(「○○は△△をすべきである」の形)にしておくことをお薦めします。
    #参考:論題の種類 http://debate.on.coocan.jp/d-stairs/05.html
  • 実際の論題選びですが、授業時数も確保でき、コンピュータ室でリサーチもできるなどの場合には、今までに他の学校で取り入れたことのある下記の論題リストから選ぶことをお勧めします。
    ◆授業用ディベート論題一覧
     http://debate.on.coocan.jp/tdn/so-gaku/proposition.html
    論題に即した資料へのリンクも付いていますので、教員も生徒も負担が小さく、資料に基づいた議論に至ります。
  • リサーチが難しい場合には、リサーチが不要な論題を選ぶのがコツです。
    全国教室ディベート連盟のサイトにある定番論題のうち、『小学校 ディベート授業がでがるにできるモデル立論集』で取り上げられている論題が、簡単で良いと思います。
    ◆ディベート定番論題
     http://nade.jp/school/teiban.html

おわりに ~ 更に具体的なサポートが必要な場合は… ~

 授業へのディベートの導入が具体化してもなお、実際の授業等のノウハウがなくてお困りになるケースが多いと思いますので、そういった方々への連絡先を3つ紹介します。
 やはり、経験者から直接、学校の実情に即した具体的なアドバイスを頂くことが、一番効果的です。

全国教室ディベート連盟 及び各支部
  
http://nade.jp/aboutus/contact.html

東北ディベートネットワーク
ディベートカリキュラム&教材『“総学”パック』提供ページ

   http://debate.on.coocan.jp/tdn/so-gaku/

こちらの知恵ノート作者 

    nakop_754   と申します。
 
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 以上参考になれば幸いです。
 お読み下さり、ありがとうございました m(_ _)m

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